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<font color="C9CACA">◆</font> <font color="FFD700"> ◆</font> <font color="A260BF"> ◆裏設定</font> <font color="FFD700"> ◆</font> <font color="C9CACA">◆</font> <FONT size="2"> <U>【名付け】</U> 霊狼の一族の習性、かつ、種族としての特性に関連する。 そもそも霊狼とは、非常に霊的な属性を持つ種族である。 基本的にその存在においては“自らの意思”への依存度が高く、これが確立する前の霊狼は“個”があやふやで霊的であり、世界への定義が不安定な状態となっている。 特に生まれたばかりの個体においてこれが顕著で、自らの意思が確立する前の霊狼は周囲の影響を極端に受けやすく、その存在が容易に変質してしまうことすらあるという。 このため霊狼の一族では、未熟な個体を“個”として扱うことを避け、“確立した意思を持つ存在に庇護された存在”として定義付けることにより、一族全体で守るようになった。 カミークムの「フィガルェセナ」にあたる「両親の名前+息子または娘」という呼び方は、与える影響を最小限にしながらその存在を守るための、典型的な方法である。 成長した霊狼は、自らの意思によって望んだ時、“特別”と定めた相手からの名付けを受けることにより、世界に“個”としての存在を確立させる。 この時までその個体は幼体であるとされ、一族から一人前として扱われないが、そもそも霊的で、肉体も成長はするが老いることはない。 一部の例外を除き、大抵は番を得る際、番同士で名付けを交換することで名を得る者が多い。 なお、ガールは元々自身の名を有していたが、セーナと番うにあたり霊狼の習性に倣って名付けを交換し、名を変えた。曰く「最愛の妻に名付けてもらえるなんて最高のご褒美でしかない」とのこと。 また、カミークムは自身の子供が生まれた際、霊狼の種族特性により存在が確立しにくくなることを憂い、あえて他種族と同様の名付けを行うことでその存在を変質させた。これにより子孫には霊狼の因子が表出しにくくなり、カミークムのような極端に長い寿命を持つ者も生まれなくなっている。 <U>【名の持つ意味】</U> 自らの意思によって“特別”と定めた相手から受ける霊狼の名付けだが、当然、その名が持つ意味と影響は非常に大きい。 “個”としての存在そのものを定義するものであるため、名を知られるということは、自身の存在自体を預けることと同様の意味を持っている。 このため、名付けによって得た本来の名は、名を得た本人と名を与えた“特別”との間でのみ共有される「秘密」として扱われる。 対外的には本来の名から抜き出した一部を名乗り、互い以外の人物には決して明かされない。 この「秘密」が絶対に守られると信頼できる相手であるからこそ“特別”に定めることができるとも言え、例え裏切られても後悔しないほどに特別であるからこそ名付けを望む相手たり得るとも言える。 当然のことながら、名そのものや言葉の意味が与える影響は他と比べるべくもないほどに大きい。 そのため名付ける側は、「どのような存在として在って欲しいか」という願いを込めた名を考えることとされている。 <U>【死生観】</U> 雷竜と霊狼に共通するものとして、「死んだ者は生きる者を生かす糧となる」という認識が根底に存在する。 死者の魂は天に昇りやがて巡るが、肉体はその旅路に同行することはできない。その存在は己にのみ属するものではなく、他者と共に在るために必要な殻のようなもの。 故に魂が抜けた後の肉体もまた他者のために在り、生きている者が役立てることこそが最も望ましい供養の形であると考えている。 これに基づき両一族においては、亡骸が遺す様々な素材を余すことなく活用することにより、死者への餞とし続けてきた。 『ミシュドガル戦役』に参戦した者達においてもこの考え方は同様であったが、戦場という特殊な状況下、亡骸の回収が叶わない(敵陣で亡くなったり損壊が酷かったりした)個体も多く存在した。 そういった個体については、終戦後、カミークムが両一族の長と共にレトナーク山脈の山頂へと登り、三者による弔いの咆哮を手向けている。 </FONT>
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