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「よく言われます。」 (中々変化に乏しかった彼女の無表情に漸く色が宿るなら、それが例え不満げだったとしても自身としては非常に満足だった。交錯した深紅の瞳にまるで三日月のように瞳を細めると、にいっと口端を吊り上げて薄気味悪い笑みを据え。そういえば彼女に面と向かって“笑顔”を見せるのは初めてだったかもしれない。 何やら思案に暮れる様子を眺めていたが、まさか彼女の祖父と自身がいかがわしい仲なのではと勘繰られていることなど思いも寄らず。彼の技術力の高さに話が及ぶなら、今回のきっかけとなった王立図書館での出会いに思いを馳せ。プロトタイプの飛行艇は当時の彼の技術力の象徴であったし、正に自身が彼に魅入られたきっかけでもあった。奇妙な縁があるものだと、自嘲的な笑みを静かに漏らすがそれを話すには余りに浪漫が過ぎるだろうと。) 「えぇ、途方もないほど時が経ってしまった。存じておりますとも、あの飛行艇が…、いえ何でもありません。他に尋ねたいことは?」
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