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(日中は人々の往来と活気に満ち溢れた景色が整備された街路樹に連なって続いていくらしいが、深夜帯となった今では歩いている者は愚か深々と降り積もる雪が自身の痕跡すら消していく。そんな中で擦れ違う人物が居るなら目立つだろうし、ましてや相手が自身の存在に驚いたように見受けられたなら否が応でも関心を惹かれるだろう。薄い桃色の髪が印象的な女性はまともな防寒具がマフラーのみというかなり寒々しい格好をしていたが、大事そうに紙袋を抱えて駆ける様子から急を要している事だけは察しがつき。単なる女性の独り歩きに過ぎないかと、結局は視線を逸らし更に路地奥へと突き進もうと通り過ぎるその瞬間─。警戒心や敵意というよりも歴とした殺意に満ちた暗殺者特有の目付きに気が付くと思わず足を止めて。) 「──なァ。落としたぜ。」 (不意に自身の横を通り抜けた華奢な後ろ姿に振り返って声を掛けるなら、その場で手を差し出して。彼女に差し向けられた掌は固く握られたままで程近くまで寄らないことにはそれが何なのか確認することは叶わないだろう)
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