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ひび割れた、甘い声 地の底から響く それに呼応するかのように 地べたを這い、 弱々しく咽を鳴らす 小さな点の眼をした 色褪せた禽たち だが皆、 何処にも辿り着かない やがては力尽き、干涸びて 朽ち果てて逝く その両目を潰し その羽根を燃やし尽くした 太陽に、寿命がきた 何十倍にも膨らんだのに 今では、暗い穴にしか見えない 誰もが 何時かの光を求めて ぼんやりと、 白けた空を見上げ すると架空の妹が 物も言わずに指差した 階段の上に立つ 独りの子 骨の上を直接に 皮膚が覆うような 酷く、痩せた身体に在って 窪みの中の、 二つの眼だけが ただ、恐ろしいまでに輝いている _
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