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「クリスマスに恋人から一番欲しい物って言ったら…手編みのマフラーですかねぇ。」 なんてベタな事をテレビで言っていた。 だけど、それを気にして編み始めてしまった自分はもっとベタなんだろうなぁ…。 「浩ー数が減った。」 「ちょっと、さっきも編目少なかったの増やしたでしょ!?ちゃんとやってよ!」 もともと不器用な俺が何でこんなこと始めちゃったんだろ。 恋人の笑顔がみたいから、なんてさらにベタだ。 つーか俺のキャラじゃない…。 「もうやめようかなぁ…。」 さすがに女々しい自分が嫌になり、編みかけのまま放り投げた。 「こら!教えてって言ったのはそっちでしょ!?最後までやりなさい!」 「もうやだ。大体俺には合わない。」 編み物なんてやったことねーし。 プレゼントなら買ったやつのがいいに決まってる。 こんなボロボロなやつ… 「津奈(ツナ)喜ぶと思うよ?」 喜んでくれるわけないじゃん… 「ごぉちゃんが一生懸命作ったんだもん、絶対喜ぶよ。だから頑張ろう、ね?」 いつもガキだなぁ、って思った浩が大人っぽく見えた。 こんなに励まされたら編むしかねーじゃん。 喜んでくれるかなぁ…。 もう少し頑張ろうかなぁ。 素直に好きだなんて言えないから このマフラーにいっぱいの愛を込めて伝わればいいな すっごく大好きだよ って。 END
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