メッセージの編集
お名前
タイトル
ホームページ
R指定
---
有り
無し
キーワード
あらすじ
本文
「…なにしてるの?」 「あ、昂くん」 どこもかしこも甘い匂いがして、眩暈がした。街は一瞬にして愛に包まれたセントバレンタインディは先月の話。で、今僕が何をしてるかと言うと、そのお返しをする為に回っているところだ。 「何をしているの?」 そして、冒頭部分に戻る。彼は僕を真っ直ぐ見つめているが、いつもの柔らかい微笑みは無い。しかも、心なしか声も冷たい気がする。なぜ? 「あら、恋人の浮気現場に遭遇、みたいな?」 「はい?」 彼女にそう言われて状態を見回せば、僕の両手はお返しのプレゼントで塞がり、そして彼女の両手もプレゼントで塞がっている。さも、愛しい恋人に愛の贈り物を送るかのように。 え?ちょっとこれは、良くない雰囲気が…、 「あの、昴くん、これは」 「すごく仲が良さそうですね、先生達。…失礼しました」 「え、昴くん!」 「くふふふ、くふふふ」 残されたのはプレゼントを持ったままの僕と、腹を抱えて不気味に笑う柏木先生。 「先生!助けてくれたっていいでしょ!」 「ごめんね、だって君達面白いから。くふふふ、くふ、」 笑い方気持ち悪いし! 「追いかけないの?」 「…追いかけれると思います?」 彼は生徒で僕は教師なんだよ。いや、まだ講師だけど。 「思わない」 「ならなぜ聞くんですか」 もう泣きそうなんですけど! 「面白いからよ」 「他人のことだからって面白がらないで下さい!」 「あら、アタシは君達を他人だと思ってないわよ」 え?先生? 「身近にこんな昼ドラがあるなんてねー」 「柏木先生のばかー!」 END
設定パスワード
編集する
削除する
[
掲示板ナビ
]
☆無料で作成☆
[
HP
|
ブログ
|
掲示板
]
[
簡単着せ替えHP
]