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祐貴はバイト先の先輩が嫌いだった。 勤務中にも関わらず執拗に構ってくるし、何よりも友人でもないのにひどく馴れ馴れしい。 あの無駄にチャラチャラした感じも生理的に受け付けない。 だが、バイトをサボるわけにもいかず、祐貴は重い足を引きずりながら今日も出勤した。 「こんばんは」 「待ってたよ!」 「ちょ…っ」 控え室に入るなり、例の先輩、弓削に抱きつかれ、嫌悪感に体にぶわっと鳥肌が立つのがわかる。 だが、立場上突き放すこともできず、接客業によってすっかり鍛えられた作り笑顔を無理に作ると、やんわりと体から引き離した。 眩しいほどの金髪と、痛々しく拡張された耳に刺さるピアスに、祐貴は思わず目を細めそうになった。 「先輩、コアラじゃないんですから」 「あ〜、ちぇっ、祐貴冷たいなぁ」 「普通の反応です」 ぶつくさと文句を言う弓削を華麗に無視し、祐貴は作業着に着替えていく。 だが、背中に突き刺さる視線に動きが止まってしまう。 弓削はいつもこうだ。着替える自分を観察している。それも、絡み付くような嫌な視線で。 男の裸など見て何が楽しいのか、祐貴にはまるで理解できないものだったが、弓削の気色悪い視線を感じたくなく、深く考えぬように乱暴に服を着た。そして、嫌悪感さえも振り払うように控え室をでる。 「置いてかないでよ」 「っ……!」 追いかけてきた弓削に首に腕を回され、背後から抱き込まれる。無駄に顔がいいせいか、いくら嫌いな相手といえど少しだけ緊張してしまう。 祐貴はそんな自分を叱責しつつ、弓削の腕に爪を立てる。 「先輩、職場ですよ。作業員がこうだと店のイメージが…」 「いいよ、別に。俺、店とかどうでもいーし。祐貴君、石鹸のいい匂いがする」 「っ……」 言われ、首筋に顔を埋められる。 弓削の熱い吐息が首にかかり、なんだか変な気分になりそうだった。 だが、思ってから何を考えて、と自分を叱責し、誤魔化すように頭を振って下らない考えを吹き飛ばす。 「もう、先輩いい加減にしてください!俺品出しですから、先輩はさっさとレジ行ってくださいよ!」 「ちぇっ、ほんと冷たいなぁ。じゃ、また後でね」 突き放された弓削はにっこりとそう言って、以外にもあっさりと踵を返した。普段ならばもっと食い下がってくるため、祐貴は少し違和感を覚えた。 嬉しいに越したことはないのだが、なんだか引っ掛かっているような気がする。 後で、といういつもならばない言葉があったからか。 だが、いくら考えても違和感の正体は掴めず、結局仕事にも手がつかないまま終わってしまった。 控え室に戻ると、やはり弓削が笑顔で待っていて気がさらに滅入った。 「お疲れ、ゆーき君」 「お疲れさまです」 「ね、疲れてるだろ?俺今日車だから、送るよ」 「え……」 輝かしい笑顔で言われ、祐貴はただ返事に困る。 正直な話弓削と密室空間にいるくらいならば疲れててもバス電車で帰る方がましだった。だが、有無を言わせぬ笑顔に、大丈夫です、なんて言えるわけがなかった。 かといって一緒に帰るのも嫌で、もうどうしたら良いのかがわからなくなった。 いつまでも返事を寄越さない祐貴に焦れたのが、弓削に腕を引かれた。 「祐貴君疲れてるみたいだし、送るよ。いいね?」 「っ……、は、い、じゃあお言葉に、甘えます…」 凄むように言われれば、もうノーとは言えなかった。 祐貴は内心で溜め息をはくと、案内された弓削の車に乗り込んだ。 タバコを吸うのか、車内はタバコの臭いがした。祐貴は煙草の臭いが大嫌いで、頭がくらくらした。 思わず服の袖で鼻を覆うと、弓削が笑った。 「煙草ダメ?ごめんね、臭い?」 「まぁ、少し。でも、平気ですから、気にしないでください」 「そ、じゃあ出すよ」 弓削の優しい声と共に、車が走り出す。 祐貴はしばらく流れていく景色を見ていたが、ふと弓削が自分の家を知らないことに気づいた。なぜならば、家の番地など告げたことが一度もないからだ。 しかし、だとしたらなぜ弓削は何も聞かないのか。送るつもりならば、普通ならば本人に一言聞くだろう。 それに、番地を知らないはずなのに、まるで知っているかのように車を走らせていることに、祐貴はどこか違和感を感じずにはいられない。 再び横を見れば、祐貴がまるで知らない世界を車は走っていた。 そして、進むごとに辺りは暗くなり、人気のない山道のようなところに来てしまう。 体の中で、嫌な予感がした。 「あ、あの先輩、俺の家知ってるんですか?」 「知らないよ?」 「じゃぁ、なんで…」 「……、ほんとに知らなかったんだ。祐貴君って案外鈍いのな」 返答にはとれない言い返しと共に車が止まる。 そしてそれと同時に、弓削に突然顎を捉えられる。 無理矢理に上を向かされ、突然に口付けられた。 驚いて思わず口を開けば、ずるりと舌を無理に突っ込まれ、咥内を掻き回される。 熱い舌に上顎を擽られ、舌を絡められて吸われると、頭がくらくらした。 「ふ、んん…っ、ゃ、せ、ぱ…っ、んんぅ…ッ!?」 突然、体が後ろの方に倒れていく。 どうやら弓削が女子席の椅子を倒すレバーを引いたらしい。 そのまま弓削に馬乗りになられ、Yシャツを割って弓削の手が肌に直に触れてくる。 長い指に乳首を摘ままれ、転がされると祐貴の白い首が反り返った。 「んぁっ!?」 「乳首感じる?ちょっと弄っただけで、固く尖ってる」 「ゃ、ちが…っ、やら、やめろ…っ」 「やめないよ。祐貴君、可愛い。もうここ、立ってきてるよ?」 「ひっぅ!?」 膝頭ですでに膨らんでいるぺニスを擦られ、祐貴は身を固くした。 弓削はそんな祐貴を見て笑うと、顔を徐々に下にずらしていき、そして、膨らんだ部分に鼻を押し付けてくる。 「祐貴君のここ、やらしい臭いがするね?もっと、嗅がせて…」 「や、ゃっ…だ…っ!」 嫌だと首を振ったが、弓削は聞かなかった。 頭を押し退かそうとしても弓削はビクともせず、狭い空間にすぅすぅと弓削が股間の臭いを嗅ぐ音だけが車内に響き渡る。 恥ずかしくて仕方がないのに、背筋がぞくぞくする。 信じられないことに、祐貴はそれに快楽を感じていた。恥ずかしくて堪らないのに、逆がそれが祐貴に快感を与えていたのだ。 小さく震えている祐貴の内腿を甘噛みしながら、弓削はなおも股間に鼻を擦り付けてくる。 「は、ぁん、ゃだっ…、せん、ぱぃ…っ」 「嘘、本当はもっと嗅いでほしいんでしょ?どんどんおっきくなってる…」 「ぁ、ん!」 はむっ、とまるで責めるように膨らみを甘く噛まれ、祐貴の背筋に電撃が走り、弧を描いた。 瑞々しい袋を唇で食まれ、玉を転がされると祐貴は快楽に悶える。 とくとくと快楽の証がパンツを濡らしていき、やがてそれは制服のズボンにまで浸透した。 弓削はその光景を見て、また怪しく笑った。 「えっちだね、こんなに濡らして。玉いじめられるの、好きなほうかな?」 「ひ、ぁあっ、ゃ、すき、じゃ…、なぃ!」 「ふう、強情っぱりだね。体はこんなに素直なのに」 「ゃ…っ」 頑なに事実を認めない祐貴に、呆れたように弓削はそういうと、強引に祐貴の制服のズボンを膝の辺りまで引きずり下ろした。 すると、すっかり勃起したペニスがプルンッと天を仰いだ。 薄く色付いたそれは先走りで濡れていて、ひどく卑猥だった。 弓削はそれを指先でなぞると小さく笑った。 「玉をちょっと食べただけなのに、ね?」 「ゃ、だ、言わないで…ッ」 「ふふ、可愛い。たくさん、いじめてあげるから」 「ひ、ぁあん!?」 言われるなり、再びペニスが弓削の咥内の中へと納められてしまった。 熱い襞にペニスを締め付けられ、先端に舌をねじ込まれると堪らなかった。 膝が痙攣して、弓削の顔を挟んでしまう。 「そんなにしなくても、手を抜いたりはしないよ?」 「あ、ぁんっ!あ、ゃ、あぁっ、ひっぅんん!」 ちぅちぅと先端を吸われ、玉を転がされる。 竿の根本を指先で捏ねられると、快楽が倍増したような気がして、下腹部はどんどんと熱を溜めていく。 そして、弓削に裏筋をねっとりと舐められたと共に脳天を電撃が貫き、弓削の咥内に激しく欲望を飛び散らせた。 快楽に淫らに腰をくねらせると、乳首を甘く噛まれる。 「は、っん!」 トクッと最後まで精液を絞られると、祐貴は脱力した。 弓削は、そんな祐貴を恍惚とした瞳で見つめると、小さく舌舐めずりをした。 そしておもむろに携帯を取り出すと、なんと写真を撮り始めたのだ。 ぎょっとして足を閉じようとしたが、弓削に無理矢理に開かされてしまう。 晒されたピンク色のペニスに、携帯が近づけられる。そして、無機質なシャッター音が響き渡り、恥ずかしさに目を閉じた。 「ゃ、や、ぁ…とら、ないで…ッ」 「可愛い、ゆーき。大丈夫、俺しか見ないから。ほら、もっと卑猥に祐貴のちんちん、濡らして…?」 「あ、ゃ、あぁっ!」 指先で裏筋を擦られ、嫌でも体が反応する。 快楽に先端からとろとろと愛液が流れ、竿や陰嚢を卑猥に濡らした。 弓削はそれを嬉しそうに見つめ、急かすようにまた咥内で祐貴の陰嚢を愛撫し始める。 コロコロと舌で玉を転がし、甘く噛んだ。まるで、飴を舐めるように激しく、優しく。 「ぁ、あぁっ!ゃ、ひっ」 「もっと、ほしい。ゆーきの、あまい蜜が…」 「あ、ゃ、やら、やめて…っ、だめ、れす…ッ」 「嘘つき。気持ちいいくせに。先っぽ、ひくひくしてる。ねえ、携帯をバイブにして押し付けてみようか?きっと、気持ちがいいよ…」 「や、らめ、ゃ、ぁあっ!あ、ひ、ゃぁああっ!」 頭を振ったがすでに遅く、ひくひくと卑猥に開閉を繰り返す先端に、小刻みに振動を繰り返す携帯を押し付けられる。 携帯の角に尿道を刺激され、快楽に頭がおかしくなってしまいそうだ。 陰嚢を愛撫する弓削も相変わらずで、キツクそこに吸い付かれると背筋が反り返る。 「ぁ、あぁっ!ひ、ぁあっ、らめ、も、らめぇえっ!」 甘く叫び、祐貴は二度目の精を溢れさせた。 弓削の携帯電話が、白濁に染まっていくのと同時に、意識が混濁としていく。 ただ最後に見たのは、弓削の意味深な笑顔だけ…。 「大好きだよ、祐貴…」 end
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