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「春田、タイム落ちすぎ」 天上からは太陽がさしているんだろうな、と考えていた時だった。 俺に話しかけてきた雨宮先輩は我が水泳部の顧問てきな人だ。部長ではないが部内1タイムがはやく、その表面にある筋肉は男から見ても憧れだった。 「すみません。夏バテなのか最近身体がダルくて。」 「体調悪いのか?なら休んどく?」 そう言って心配した顔を見せた先輩は俺の憧れと共に、好きな人でもあり、そしてそれを口に出せない関係でもあった。 ―――――バシャッ 「っ、はぁ…!」 「もっと早く泳げるだろ?ちゃんとやりなよ、春田」 もっと早くだなんて無理に決まってる。 なのに俺は先輩の言う通りペースを上げなきゃと腕と足を精一杯かきだす。 部活が終わった後は俺と先輩の2人の時間になる。 友達なんかもたまに付き合って一緒に練習をするが、結局最後に残るのは俺と先輩だけだった。 「はぁ、…っはぁ」 「お疲れ」 先輩は水の中にいる俺を上から眺めていた。 全裸で泳いだ俺を。 「平泳ぎを真っ裸でやるのって恥ずかしくないの?俺には無理だ。」 カァっと顔が火照る。それを隠すように水面に潜ると、水着を着ていない身体が見えて更に恥ずかしくなった。 「なんで起つのかなぁ?羞恥で興奮するお前って本当変態。」 そんな俺に更なる攻撃をしてくる。俺は先輩が好きだからこうなるんだと言いたい、だけど先輩はただの変態な後輩がいるから暇つぶしに遊んでると言われてから何も言えなくなった。 「先輩、もう上がり…」 「ん、上がるの?いいよ。もう一往復したらね。」 多分先輩は俺の気持ちに気付いてる。気付いてるから俺の反応を楽しんでる。逆らえない俺の’反応’を。 足で蹴った俺の足は水をかくために中心を先輩に見せるかのように大きく開いた。 そんな変態な俺を見た先輩は笑いながら、あと少しだね、頑張ってと応援する。 中心は痛いほどに水の中で反りたっていた。
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