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走りのばらがほころび始めた日の午後、ロゼアは砂場で、天使に会った。 天使の青い目は、サファイアのように輝いていた。 ぽかんと口を開けて見とれるロゼアに、天使は話しかけた。 「一緒に遊ぼう」 「うん」 夕暮れまで砂山を作って遊ぶと、天使は手を振って言った。 「またね」 ロゼアは走って家路に着いた。裏口の木戸をくぐって、家に走り込む。 「ママぁ、わたし、天使と遊んだの」 母親は、あつあつのスコーンを、かごに盛りながら答えた。 「はい、はい。天使ね」 「ほんとだもん。すごくきれいな天使なんだから」 次の日、ロゼアは砂場で、天使を待っていた。 また来るかしら……。 ふわりとほのかな藤の香りがして、天使はあらわれた。 サファイアの瞳には、深い慈しみの光が宿っている。 「また会えたね」 優しく微笑む天使に、ロゼアは再び見とれるのだった。 天使とロゼアは、お腹が痛くなるまで笑い、仲良く遊んだ。 夕方の鐘がなった時、背の高い黒人男性が、天使に近づいた。 抱き寄せてささやく。 「ジブリエール、何をしてたの」 「ミシェル」 天使はうふふ、と笑った。 END
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