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誰にも知られてはいけない秘密の関係を始めてみようか── 【secret lover】 日付が変わった深夜に自宅マンションに帰宅する。 隣近所に気遣いながら慎重にドアを開ける。 「?」 一瞬、違和感と言うか何時もと違う空気を感じ取る。きっと疲れのせいでそう感じるのだろう。 部屋の明かりを点けベッドへと座る。 リビングにベッドを置いている為ソファー等は無い。元々、誰かを部屋に招き入れるつもりも無いせいもあるが。 後ろで何かの気配がして振り向くと誰かが自分に抱きついてくる。 「け〜い」 「れ、蓮兄さん。何で!?」 そのまま蓮に引き倒されベッドへと倒れ込む。見た感じでは蓮に押し倒された様に見える。 「遅かったな、慧。待ちくたびれたよ」 「蓮兄、どうやってこの部屋に? まさか……」 「フフ……。合鍵を作ったんだよ」 スラックスのポケットから鍵を取り出して慧に見せる。 「信じられない。なんでこんな真似を……」 慧が呆れてため息をつく。 「お前に夜這いかける為に決まってるだろ」 慧の耳元で囁く。 「なっ…何をバカな事を」 顔を真っ赤にして蓮を押し退ける。 「言っとくけど、ボクにはそんな趣味は無いからな」 「本当に?」 蓮はそう言うと慧にキスをする。 「…ッ」 強引なキスを何度か繰り返されやっと解放される。 「蓮兄さん……」 慧は唇を拭うと言葉を続ける。 「キス、下手だね」 「なっ…何だって?」 慧の思いもよらない言葉に何時もの彼らしくない表情を見せる。 蓮の表情を見てクスリと笑うと膝立ちになり彼を見下ろす。そして、顎を捕らえ上を向かせると唇を重ねる。 「…んっ」 蓮はキスを受けている内に無意識に慧の背に腕を回していた。 何度も情熱的なキスを繰り返して口唇を離すと蓮が甘い吐息を漏らす。 「どう? 快かっただろ、ボクのキス」 蓮の唇の端から伝っている唾液を親指の腹で拭いながら訊く。 「別に、言う程じゃ無いな」 慧と目を合わさずに言う。 「嘘付くなよ。ココ、こんなにしてる癖に」 慧が蓮の下半身に触れる。そこは硬く主張をし始めていた。 「そんなに快かったんだ……」 耳元で囁き、手は蓮自身を優しく撫でている。 「アッ…!!」 慧の背に回されたままの蓮の腕に力が入る。 「やめ…ろっ」 頬をほんのりと紅く染めて蓮は抵抗の言葉を発する。 「今更何を。蓮兄から夜這いかけて来たんだろ、ボクに抱かれたくて」 そう言ってベッドへと押し倒す。 「こんな趣味は無かったんじゃないのか?」 「無いよ。でも、蓮兄は別」 蓮は慧の言葉に口元だけで笑うとそのまま身を任せる。 誰にも知られてはいけない関係を今、始める──。 end 読んで下さいまして有り難うございました。
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