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With 長谷川〜 「やっぱり、長谷川さんはMなのでしょうか。」 「玻泪(ハル)ちゃん、久し振りに遭遇したと思えば突然如何したの。」 マダオこと長谷川は、本日三度目の就職に失敗し、100円あいすを貪りながら挫折していた。 その時に偶然、真選組から帰宅する、天然危険物少女――玻泪に出遭ったのであった。 「先程、銀ちゃんにマダオのマはMのマと聞きました。」 「おじさん号泣してもいい?」 「ふえ、如何したんですか。何か悲哀な事でも在りましたか。」 取り敢えず、元凶は紛れもない貴女ですけどね。 でも可愛いし、天然だし、萌えだから赦免です。 「・・・・・いやあ、実はまた仕事クビになっちゃってね。」 「世の中、そう簡単に欣幸は掴めませんね。」 「そうだねえ。そう云えば嬢ちゃんは仕事、何やってるんだい?」 「え、私ですか。えっと、私は....メイド喫茶です。」 「あー・・・携帯会社のフレーズで言う、予想外ですだね。」 「今、猫耳キャンペーン中なんですよ。ぜひ遊びに来てください。」 そう言って玻泪ちゃんが満面の笑みを向ければ、長谷川マダオは染色した頬を隠蔽するように煙草を蒸かした。 三十路過ぎた大人が純粋無垢な少女に恋煩いしてんじゃねえよ。てか云うかおっさん、犯罪だぞ既に。 「おじさんも、玻泪ちゃんみたいに良い仕事見つけなくちゃな。」 「そうですね。ご主人さま。」 「え、え、何?!如何いう経緯でご主人さま発言?!」 「殿方はこういうのが嗜好だと、神楽ちゃんが言ってましたので。」 「いや、でもね嬢ちゃん。おじさん、色々と勘違いされちゃうんだよね。」 「ふえ、ご主人さまは私のことがお嫌いなのですか。」 玻泪ちゃん必殺、上目遣い&涙目。 効果は抜群だ!!!120ポイントのダメージ!!!! 「いや、全く嫌忌とかないから!!寧ろ大好・・・ 「ちょっとオッサン、子供に何やらせてんの。」 第三者の声韻に後ろを振り向けば、其処には巡回中の真選組が怪しそうに彼を見据えていた。 「いや、ちょ待って!!別にメイドplayとかしようとしてた訳じゃないから!!」 「ちっ違うんです!わっ私が、ご主人さまのお役に立てなかったから!!」 「よしよし。お嬢ちゃん、怖かったね。其処のグラサン屯所に連れてけ。」 こうして長谷川は少女猥褻罪により逮捕され、新聞のトップを大きく飾る事となった。 _
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