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<font color="C9CACA">◆</font> <font color="FFD700"> ◆</font> <font color="A260BF"> ◆ある日の竜狼大公家</font> <font color="FFD700"> ◆</font> <font color="C9CACA">◆</font> <FONT size="2"> 「ティエンティエン」 「いやです」 「まだなんも言ってねぇんだけど」 「いやです絶対いやですあなたがそうやって僕の名前を繰り返して呼ぶ時はどう転んでも面倒なことになるって相場が決まってるんです僕はよく知ってるんですいやです何が何でも絶対に断固としていやです」 「ちょっとひどくない? 流石に傷付いちゃうんだけど俺。どう思うクゥート」 「……」 「めっちゃあからさまに目ぇ逸らされた!」 「当たり前ですよクゥート兄さんと僕がどんだけ振り回されてきたと思ってるんですか」 「ティエン俺のこと兄さんって呼んでくんなくなったよね」 「当たり前じゃないですかあなた当主ですよていうかそれ以前に始祖様にそんな不敬を働けるわけないじゃないですかあんまり意味を理解していなかった子供の頃ならともかく」 「俺が話しかけてるのにこっちを一瞥もせずノーブレスでまくしたてる現状は不敬じゃないんですかねティエンくん」 「そう仰るならこの手紙の束への返信くらいご自身でお書きいただけませんかね当主様これ全部あなた宛ての舞踏会への招待状なんですが」 「ごめんて」 「ていうか毎回言ってますけど僕はあなたの補佐官でも執事でもないんですから手紙の代筆まで押し付けないでください」 「とかなんとか言いながらティエンやってくれるし」 「シバきますよ」 「こっわ」 「定型のお断りを書くだけなのにいつまで経っても後回しにして溜め込んでるのはどこのどなたですか全く」 「小さい頃は『カミにぃ』って舌足らずに言いながらくっついてきてかわいかったのに……いつの間にこんな早口言葉の達人になっちゃったんだろうね。どう思うクゥート」 「……」 「あっち向いてたから聞いてませんでしたな顔で首傾げんのやめよ!?」 「僕の可愛げが死滅したとしたらそれは十中八九あなたのせいですよべつにいりませんけど」 「それはそうと調べてほしいことがあってさ」 「この流れで本題に入るってどういう心臓してんですか」 「まぁまぁそう言うなよ俺とティエンの仲じゃんか」 「始祖様と同年代になるタイミングで生まれた自分を今ほど呪ったことはありません」 「俺と同年代じゃなかったらティエン今頃当主だけど」 「……いや、それはまぁ、そうですけど」 「まぁ色々落ち着いたら俺はずらかるからティエンその内当主だけど」 「あなた本当そういうとこですよ!!?」 「嫌なんだったら早く嫁さんもらえばいいだろー」 「誰のせいでその暇がないと思ってんですか!!!」 「……(今日も平和だな)」 <U>【Trivia】</U> 3人は本家筋の子供(ティエン)+将来の側近候補な分家筋の子供達(カミークム・クゥート・他同年代)として幼少期から交流があり、主従であると同時に(人間としての)幼馴染でもある。 恐らくこの後の話題は「魔導ホムンクルスの封印場所に関する情報収集」だと思われる。 </FONT>
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