メッセージの編集
お名前
メールアドレス
※変更する場合のみ入力
ホームページ
本文
・「でたらめ」 泉ムジ ユーモラスで愉快な詩ですね。 第三者(にゃん太郎)の目線から、前の住人と今の住人を対比し、 第三者であったはずのにゃん太郎が、男の書いた「でたらめ」の世界に心ならずもシンクロしてしまうこととか、 「不愉快」「こんなでたらめは許せない」と言いながら、男に好意を持つこととか、 あちこちに仕掛けられた諧謔を存分に楽しませて貰いました。 欲を言えば、にゃん太郎が男に惹かれていく心の変化を、もう少し掘り下げて欲しかったことと、 最後の方、にゃん太郎目線から男の目線に移行した時ことを、書き分けて欲しかったな、と思います。 ・「獣の死」 島野律子 島野さんの文体は、シャープなイメージが強かったのですが、 この詩は、熱が圧縮されて、くぐもっているようでありながら、寂しくもあり、 島野さん特有のスタイルの詩の中で、何層もの、こころの乱れを味わえました。 ラスト部分の力強さが印象的です。 ・「海が見たくなった時のこと」 吉田群青 魅力的ですね。 技巧的な上手さというより、何かしら惹きつけられる魔力のようなものを持つ書き手(の内の1人)だと思います。 ただ、この作品に限って言えば、強度が足りないかな?と思いました。 ・「終わらない夏」 流川透明 個人的には好きな詩です。 夏の蒸し暑さを体感できるし、怒りや焦りや苛立ち(或いは絶望か虚しさ)、そういった感情も詩中のそこかしこに感じられました。 ただ、「夏が終わらない理由」と「夏を終わらせる方法」が分からない。 (七月二十日と八月三十一日という日付から、単純に「夏休みかな?」とは思ったのですが) 詩中で全てを語る必要は無いものの、説明的ではないヒントを少し織り交ぜてくれたら有り難いなぁと思いました。 ・「いくつかの夜」 Ar どこがどう印象的というワケではないのですが、 読後の余韻が、美しく印象に残った詩です。 思うに、詩の空気がとても佳いです。 読んでて心地よくなりました。 ただ、 >わたしたちは振り返えらない 「振り返えらない」。 このたった一つの送り仮名の間違いが、残念でたまりません。
設定パスワード
画像ファイル
編集する
削除する
[
掲示板ナビ
]
☆無料で作成☆
[
HP
|
ブログ
|
掲示板
]
[
簡単着せ替えHP
]