メッセージの編集
お名前
メールアドレス
※変更する場合のみ入力
ホームページ
本文
「きみは害虫」しもつき、七 ご存知の通り、若い書き手である。 彼女が私達の前に登場したのは12歳であった。一部では年齢詐称疑惑(苦笑)もあったようですが、私は実際にお会いしておりますので、そこは否定しておきます。 さて、現在、中学二年生、所謂「中二病」とやらが「いつまで経っても思春期のつもりでいる、恥ずかしい大人」であるとするなら、作品に向き合う彼女の葛藤は、既に大人であろう。 当然ながら、中学生の書き手だから云々よりも、特筆すべきは、その無防備な筆による、故意にわかりにくくされた苦い世界にある。 題材にかかわらず、幼いであるが故にではなく、人であり女であるが故の、形容し難い喪失感、綻びて盛りを迎えんとする花がどうしても得られない達成感、などが(言葉は適当ではないかもしれないが)変態的に描かれた佳作でしょうか。 無理に背伸びをしていない工夫には粗さも散見されます、実直に作品に向き合ったと褒められたりもしないでしょう。が、此処にあるのは、エピゴーネンを、それと認めながらも蹴りあげるかのような、根源的な戦意のように感じました。 よく知り、より経験する、例えばそうしたことによって諦めていく、または、武装していく、いや、そうではないんだよ、と、彼女は口先で説くよりも作品の向こうで渋い顔をしているかのように。 恋愛の、仕事の、まぁ、なんでもいいですが、そうした局面で、私(達)は経験則として用心深くなってしまう場合がある。そこに彼女の言葉は軽やかに、しかし質量をもって侵食していくのです。 なに躊躇してんの? とでも言いたげに。 あれこれと足りない、とも感じます、たしかに。 ただ、この、現代詩に汚染されていない筆は、現代詩とポエムの何れにも少しばかり馴染めないでいる私の欠落部分に、呆れるほどに丁度収まってしまう、そんな嬉しい驚きの方が勝ります。 休筆宣言をなされている御様子ですけれども、その復帰を望むのは、けして私だけではない筈です。 御応募、ありがとうございました。
設定パスワード
画像ファイル
編集する
削除する
[
掲示板ナビ
]
☆無料で作成☆
[
HP
|
ブログ
|
掲示板
]
[
簡単着せ替えHP
]