メッセージの編集
お名前
メールアドレス
※変更する場合のみ入力
ホームページ
本文
・「百日紅」 中村めひて ちょっと読後感が物足りないのですが、 読みやすく、情感の生々しさが佳いです。 ある種の生臭ささえもが美しく表現されているので、 審査員特別賞に推挙しました。 良くも悪くもバランスが良い作品だと思います。 ・「私たちは素晴らしい箱の箱の箱の箱の箱の箱の箱の中にいる。」 香瀬行鵜 文句無く、ユニーク!です。 ユニークさでは文句無いのですが、 あまりに長すぎて、「スナクジラ」以降の二巡目は退屈してしまいました。 書き手としては、「ユキクラゲ」と「スナクジラ」で一対になっているのだろうと推測するのですが、 読み手としては、ヘトヘトになった作品でした。 ・「ららら」 七瀬俚音 一次選考の時は「ユニークさと軽快さが良い。面白い。でもラストを悪魔って単語ひとつで終わらせたのは残念」と思ったのですが、 本選考で読み返してみると、ゴツゴツした印象。 たぶん単語に内容を収束しすぎたのが原因なのではないか?と思いました。 ・「マッスル・ドッグ」 七瀬俚音 個人的には「ららら」の方が好きなのですが、 「ららら」とはタイプも違うし、完成度はこちらの方が上だと思い、 一次選考では残しました。 けれどやっぱりゴツゴツしている印象です。 ・「水を捨てる」 宮下倉庫 巧いですね。 特に最後の「半券」の部分がとても効果的で良いです。 捨てたくっても捨てられない(あるいは捨てたくないけど持っているのは重すぎる)「モノ」は誰にでもあって、 それが「水」や「半券」なのかなぁと思いました。 捨てればラクになるのかもしれないけど捨てるのは容易でなく(もちろん嬉々として捨てれる「モノ」もあるのでしょうが)、 やっぱり捨てることは切ないです。 「こんな捨て場所があったら、私ならどうするだろう」と考えてみたり、 作者の心情から離れて、 いろんな読み方ができる詩だと思いました。
設定パスワード
画像ファイル
編集する
削除する
[
掲示板ナビ
]
☆無料で作成☆
[
HP
|
ブログ
|
掲示板
]
[
簡単着せ替えHP
]