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日は薄情に暮れ 風は気ままに流れ 道は幾つも別れて 何処まで続くのか 夕刻に連れられて 朽ちた敷石の道を行く 今頃クレマチスが咲く いつかのちいさな庭へ そこには そっと手を伸ばして 掴みかけたものがある そこには ふと問いかけて止めた 話しの続きがある 取り戻すならば すべてを 忘れ去るならば すべてを いつまでも 見つけられない 始まりのかわりに 終わりを求めているよ 今にも消えそうな石畳 庭は遠過ぎて見えない 何度も向かっているが まだ辿り着いていない ある筈のない交差点で いつも止まってしまう 仕方なく矢印に従って 或いは逆に行ってみて どちらにしても違うと 行き止まりを見つめる 点滅し始める夜のなか まるで我に返るように 家に帰る僕だけれど そうさまよったままで 手を伸ばしているんだ 話しかけているんだ 今頃クレマチスが咲く きっと雨に濡れている
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