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2008/7/23配信 傘太郎 著 『環七、輪廻、テントウムシ』 (現国教師の頭頂部) 「314頁を開きなさい」 文末の句点に至る度 終わらない円周率の始まり 先生は慌て仰る 「仮定なさい きりがないので仮定なさい 時間を無駄にしてはいけない どうせおまえにも 解らないのだから」 (ビー玉、地球、毬藻) 先生、先生は知ってますか おっパイを撫でたのですが どうしてだかこの手 一周できませんでした (目玉、季節、遊園地) 限りなく正解に等しい諦め すなわち仮定 私も貴方も答えを出さず そこの角の喫茶店へ (年輪、乳輪、指輪) 先生、先生は知ってますか 女の子のすべては 『丸』でできている だからかもしれない (繋いだ両腕、首締めた両手) 生と死を円で結び 端から端へと歩き始める 一周しかけた道の先 限りなく等しいその背中 行けども行けども追いつかず 結局それは誰だった 授業が終わり 教科書は閉じられる (ただいま、おかえり またおいで) 円周率ばかりが いつまでも続き 私は今日も諦める
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