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[春に抱く] 指深め君の内側の屈折を みつけてうながす ゆきどけの時 早く来て そんな春めいたわがままも 抱かれる時しか言えない君を 色匂い感触までもあった `夢、と忘られましょうか 春のまぼろし 春日暮れ 君が残した花の香とぬくもり ゆるゆる下腹に沈む 春の沼あふれ待ちわびる いたずらに近づき過ぎた 僕の溺死を
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