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小百合は16歳、本好きな、おとなしい少女。長い黒髪で顔を隠すように、いつもうつむきながら歩くのであまり気づく人はいないが、なかなか端正な顔立ちをしていた。 今日も近所の図書館に、おもしろそうな本を探索に来ていた。とはいっても、小学生から通っているので、自分の興味が持てそうな本はほとんど読みつくしてしまっているのだが。 「やあ、今日も本探しかい?」 そう声をかけてきたのは、昔から知っているここの館長の息子の礼一。背が高く、切れ長の目に細い銀縁のメガネをかけている。小百合とはひとまわり年が離れていて、優しいお兄さんのような存在だった。 「あ、礼一さん。こんにちは」 小百合にとってこの図書館は、家の次に馴染み深い場所で、ここでなら安心して自分を出せる。そして、ほとんど幼馴染のような礼一は初恋の人でもあり、成長するに従ってその気持ちも薄れてきたものの、やはり会えると嬉しい相手なのだ。 「なにかいいの見つかったかい?」 「ううん、全然・・・あ、ごめんなさい」 「はは、いいよ。こんな規模の小さい図書館じゃ、なかなか新しい本も入ってこないしな」 「そんなこと・・・」 一応否定してみたが、それは本当のことだった。
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