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温泉名ぐらいは聞いたことがあったから、すぐに行けると思っていたが甘かった。 ナビの付いていない俺のボロ車で3時間以上かかってやっと到着。 当然普段着の俺を見つけた旅館の若い従業員は、客と思い笑顔で出迎えてくれた。 「ご予約はございますか?」 「いや、客じゃなく会社から言われてポンプ見に来たんですけど…」 営業には全く向いていない俺の一言で、従業員の態度が一変笑顔が消え 「そこでお待ち下さい」といい残して旅館に消えて行った。 なんだよあのあらかさまな変わり様は…と思いながらタバコを一服していたら、30歳前半の女がやって来て「来るの遅いしなんなのその格好は!」といきなり怒鳴られた。 あんだよ[V:4F54]ふざけるな[V:4F54]俺はサービスじゃないから、スーツなんか来てこねーョと思ったが社長の顔が頭を過ぎって「すいません」としか言えなかった。 女は、「まぁいいわ 早くみてちょうだい」といって案内してくれた。 案内されたのは温泉施設にある露天風呂に源泉を引き入れる大きなポンプ施設 女は「昨日からポンプの汲み上げる量が少なくて露天風呂の温度が上がらないの。5月とはいっても夜は冷えるからなんとかしてほしいの」と言い、なんとか明日までには直してほしいとちょっと怒った声で言った。 「まぁ見てみないとなんとも言えないですけど…」と言うと、「とにかくお願いね」と言って宿泊施設の方に戻って行った うち会社は、その施設に合わせて作っているオーダーメードなのに、俺でどこまで対応できるのかな?と思いながらポンプ施設の扉を開けた。 そこにあったのは、よく仕事で組み立ててたポンプ よかった〜と思いながら「ん?」とすぐ気づいた あるべきはずの部品がない??なぜ?と思いすぐにフロントにいき、担当者を呼んでほしいとお願いした しばらくして現れたのは、さっきの女 ????なぜ?と思っていると、不況のために人員削減で担当していた50代の人を辞めせたと言ってきた。しかもこの女は女将だという 女将に状況を説明して、すぐにサービス担当に電話した 当然予想はしていたが、うちの会社の製品としての責任で無いのなら、連休開けに、東北担当のサービスを向かわせるから待ってもらってくれとのこと 女将にその旨を伝えるとみるみる顔が青ざめて小声で「なんかならないかしら」とお願いするような目で言ってきた さっきまで俺を見下すような目で命令口調だった女将の姿は無く、立場は完全に逆転していた。 「なんとも成りませんよ。だいたい私はサービス担当でないですし、工場で設計図どうりにポンプ組み立てているだけのただの従業員ですから。今日だって本当は休みで、たまたま帰省で近くにいただけですから」 社長命令で、仕方なくここにいるのだと伝えると女将は黙ってしまった 「それでは後日サービス担当が来ますのでその者とご相談下さい」と言って帰ろうとした時、女将が「本当にどうにもならないの」と涙目で言ってきた それをみた瞬間それまでの怒りが自分の中から消えて、冷静に考えてみた 「無いことないかも」と小声で呟くと「お願いします!」と必死な顔で「明日までにはなんとか…」と俺を捕まえるように言っきた 明日ってなんだよ?と思いながら「3時間置きぐらいにポンプを分解して掃除すれば、なんとかもつかもしれないけど、整備できる人いないんですよね?」と言うと 「お願いできませんか?」言ってきた 「私の判断ではなんとも、社長に相談してみます。休み明日までだし…」といって社長に電話した 社長に電話をしている間、女将は従業員数人とヒソヒソ話をしている 電話が終わったところで女将が飛んで来て「どうでした?」と 「君さえよければいいんじないか?もし残るようなら出張扱いにするから」ということを伝えると 女将は「お願いします泊まる部屋は準備しますので!」とのこと 「もう一度ちゃんと見てみてから考えます」と言ってポンプ施設に向かった。整備するための特種工具があるか心配だったためだ。 工具箱らしき箱開けて見て正直驚いた。十分過ぎるぐらいの工具が揃っていて、俺の工場でもこんなに揃っていないと思うぐらいだった これを使えるぐらい人をクビにするなんて[V:4F54]とまた怒りが込み上げてきた時だった 突然、施設の扉が開き若い女が3人入って来た 「今日は泊まるんですか? もし泊まるんでしたら私達21時に仕事終わりなんで、一緒に飲みませんか?」と突然言ってきた ?はは〜ん女将の仕業だな どうしても俺を帰したくないらしい あまりモテたことない俺は、こんなチャンス二度ないかも?と思い、泊まり修理を了解して社長に電話をした
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