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俺が30歳にならんとする初夏…。 産みの親が死んだと継母から連絡があった。 二度目の妻を迎えたばかりであった俺は嫁を伴い、母親が逝去したN県はK市に北上した。車だ。 母親が市営住宅で1人で生活をしていたのは、たまの便りで知っていたし、何回か会った事もある。それに対して継母は何も言わなかった。 旦那の元嫁が義理の息子と会っていれば、内心面白くないのが普通だよ…。 だが、彼女はそれを俺の父親の耳に入らないように気を遣ってくれていた。 死因は脳梗塞…。 管理人が奥の部屋で倒れていた母を、隣の部屋の若妻と共に発見したらしい。 隣の若妻は翔子と言い、偶然にも知り合いの男の妻であった。 その翔子が、毎日顔を見せる小母さんが部屋から出て来ない…不審に思って管理人に疑問をぶつけた。 享年61…。若い。若過ぎる別れであった。俺は棺に寝ている(全く死びとには見えない美しさ)母に、何故父親と別れたのか、問うた。涙が頬を伝う…。田夫野人の俺の目に涙。貰ったばかりの嫁が、俺の横顔を凝視しているのがわかった。 (この人も泣くんだ…) そんな表情だった。 親戚縁者が集まり、通夜が始まった。 田舎の通夜だ、近隣の女衆が精進料理を賄う。そんな中に翔子もいて、俺の事を気に掛けていた…後で知ったが、涙する俺に一目惚れした、と。 ちなみに、妻の名は美奈、継母の名は史子… 続きます
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18|肉体ダケの関係
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