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美樹と会って,一週間ほどした日だった。 『今日,遅いの?』 夕方,お袋から電話がかかってきた。 何か気になって久しぶりに早く帰る事にした。 『おかえり〜』 「おかえり,竜ちゃん。 お邪魔してま〜す。」 美樹だった。 「何やってんだ‥お前?」 『良いじゃない。 私が引き止めたのよ。』 「良くねぇよ。 帰れ! お前の家じゃねぇだろ!帰れ!」 『何なの! 良いじゃない! 美っちゃんだって‥』 「良いんです。 おばさんごめんね。 私,帰ります。」 「帰れ。」 「竜ちゃん‥ ごめんね‥」 『竜一‥ 怒らないで。 美っちゃんが‥』 「何考えてんだよ。 人の嫁さんだぞ。 別れた男の家に出入りしてるなんて‥ 普通じゃねぇよ。」 『でも,美っちゃんの旦那さんって‥』 「お袋もいい加減にしろよ。 旦那がどうだろうとウチには関係ねぇだろ?」 『竜一‥ お前には美っちゃんが‥美っちゃんが一番‥』 お袋が泣いてしまった。 「おばさん,ごめんね。 私が悪いの‥ 竜ちゃんもごめんね‥」 「待てよ。 送ってくよ‥」 「いつもこの道,通ったね。」 「そうだな‥」 「竜ちゃん‥ベンチ‥覚えてる?」 通学路の公園のベンチ‥美樹と初めてキスした場所だった。 「緊張したよね?」 「忘れた。」 「じゃあ思い出させてあげようか?」 「バカじゃねぇの‥」 「竜ちゃん照れてるの? なんか‥」 「行くぞ。」 「竜ちゃん‥」 「ん?」 「お願い‥ 話しを聞いて欲しいの。」 「何の?」 「お願い‥」 あの日と同じように,人影も見えない時間の公園だった。 離れたところにある防犯灯でぼんやりと美樹の顔が見れるだけ。 「竜ちゃん‥」 美樹が手を繋ごうとするのを払い, 「話しだろ?」 遮った。 「私ね‥ 別れたいの‥ 竜ちゃんとまた‥」 「バカにすんなよ。 あっちがダメならこっちってか?」 「そんなんじゃない‥ もうすれ違って,冷え切って‥ 一緒にいたくないの‥ 他に女作って‥ 帰りたくないの‥」 「美樹‥」 「竜ちゃん‥」 抱き付いて‥ 子供の様に泣いてた。 「でもさ‥」 肩を抱いて頭を撫でていた。 「でも,俺は口出せねぇよ。 俺だって美樹の事‥」 「竜ちゃん‥ お願い‥ やっぱり竜ちゃんが良いよ。 竜ちゃんと一緒が良いよ。 お願い‥」
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