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良かった‥ 高3の夏は病院のベッドで過ごした。 仲間にも恥ずかしくて本当の事は言えなかった。 8月の終わり‥ 29日‥ 中学の時からのヤツが見舞いに来た。 初めからなぜか変だった。 「どうした?」 「知らねーよな‥」 「何が?」 「あのよ‥」 「なんだよ,はっきりしねぇな。 気になんだろ。 何だ?」 「○倉な‥ 一昨日,事故ってさ‥」 「あ!? ○倉が?」 「あぁ。」 「んで?」 「重体なんだと。 まだ意識戻んねーって。」 「マジか?」 「あぁ‥」 「だって‥一週間位前,みんなで来てくれたばっかだろ。 ウソだろ? なんで事故ったんだ?」 「集会の時,あいつがケツ走ってて‥ お巡りを振り切る時‥」 「治んだべ?」 「わかんねぇ‥ 一生あのままかも知んねぇって。」 「寝たきり‥?」 「目も覚まさねーかも‥」 「マジか? ウソだろ‥」 10日ほどして退院した。 1人ではまだ歩けなくて学校へは9月の末位から通い出した。 ユウタの姿は無かった‥ 病院へ見舞いに行くのがなぜか恐くて避けていた。 聞いた話しだとまだ昏睡状態だったから。 チームを結成した時のユウタの顔が思い出される。 紺の特攻服を揃えて‥ ツルんで走ってたのが夢の様に感じた。 族をやってれば人に迷惑かけているのが百も承知だったけど‥ こんなに悲しい思いをさせるなんて‥ もし俺だったら‥ お袋が‥ 美樹が‥ 仲間が‥ その時から俺は単車に乗るのを止めた。 集会に出るのも自然に止めて‥ 早く18になりたかった。 車の免許を取りたかったから。 12月の終わり頃から教習所へ通い始めた。 教官がやたらと威張りくさったオヤジでブッちぎれて,途中で辞めてようかと思った時もあった‥ 全ては自分の為だと割り切って耐えた‥ 「やっぱ,ハコスカが渋いよ。」 昔から憧れていた。 近所の3コ上の先輩が乗るシルバーメタのハコスカを見るたびに思ってた。 「いつ止まるかわかんねぇぞ。 あんな化石みてぇな車。」 「良いんだよ。 少しづつ手ぇ入れて‥ 俺の車にすんだから。」 中学の頃からのツレはRX7の中古を買った。 俺は‥ 金がなくて‥ しばらくはボロボロのローレルで我慢する事にした。 就職決めないとな‥ 色々当たってる頃だった。 出席日数が足りず留年が決まった。
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