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「いくら持ってんだ?」 「2万位ですよ。」 「バカか。 居酒屋でも行くつもりか? ○億の仕事だぞ。」 「じゃどこ行けば?」 「お前らが行く様な,キャバクラとかじゃなくて,クラブとか‥ あの人位だったら料亭とかで芸者呼んだり‥」 「そうなんですか‥」 「そうだよ。 次に繋げるのが目的だぞ。 わかってんのか?」 「わかりました。 部長すいません。 金貸してください。 返しますんで。」 「だからコレ持ってけって。」 そんな話しをしていたら女中さんが 「お客様が退屈なされてますよ。」 と言付けにきた。 「すいません。」 「何の作戦会議かな?」 「いや,○○さん作戦会議なんて‥ ちょっと失礼のない様に教えてたんですよ。」 「そうですか。 こう言う店はせっかくなんですが堅苦しくていけない。」 「○○君がご馳走してくれるって言うし,○○さんも一緒に焼き鳥でも行きませんか?」 「焼き鳥ですか?」 「えぇ。 嫌いですか?」 カッコ良いオヤジだな〜懐が深いって言うか‥ 俺もこうありたいって思った。 「○○さん,ありがとうございます。 改めてお礼言わせて貰います。」 「もう良いよ。」 「いえ。 金額の事なんですが‥」 「ん?」 「全然,最低ラインじゃなかったですけど。」 「あ〜相見積の片方も少し○○さんを割った位だったよ。 って事はウチの設計屋の試算が悪いって事だから。」 「そうっすか。 ありがとうございます。」 「工事の方も,頼みますよ。」 「はい。 良く話し合って進めさせていただきます。」 そんな始まりの良い現場はトラブルも無く順調に進んだ。 期日に間に合わせる為,見積もりの手伝いをして徹夜になる事もしばしばだった。 受注に結びつかず空振りに終わる方が多かった。 当て馬の様に初めから他社に振るのが決まってる様な現場の見積もりもあった。 いつか報われる‥ 信じてヤルしかなかった。 入社して4年半はあっと言う間に過ぎた。 バカやってた頃は一年がもの凄く長かった気がした。 良いのか悪いのか時間はタップリあった気がした‥ この頃は季節も感じない位の早さで時間が過ぎて行く。 お袋に‥ 『いつか温泉にでも連れて行ってやりたい』 と思ってた事はまだ実行できていない。
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