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晴れた日の休日はお出かけすることになる。 そうだな、今日は自由が丘あたりに。 いつからか、新しい灰皿を買うことが決まっていて、出かける時は、雑貨屋とかインテリアショップで、灰皿をチェックすることを怠らない。 先週気管支炎になってから、禁煙してみてはどうかなという話になった。 もちろん煙草がいいはずがないよね、 だいたい、いつもの、『アメリカンスピリット』が、いつもの味じゃない。 なんなんだ、この新聞紙を煮込んだみたいな味は。 いつものやつ、頼むよ! いつも灰皿を見て回るのは、別に今すぐ間に合わせのものがほしいからじゃない。 今使っているのは間に合わせの100円ショップの灰皿だ。 間に合わせはもうある。ゆっくり選べるのだ。 条件は、これだ! 1.蓋つきもしくは、灰が飛び散らない構造のものでなくてはいけない。 1.ある程度長時間の作業に耐えうるキャパシティが必要だ。 1.そして、もちろんクールで趣があるものでなくてはならない。 フィリップ・スタルクの灰皿がほしいな。 でもスタンド式の大容量のものもいい。 我々は溜め込み型だってことを忘れちゃいけない。 1箱で、灰皿が溢れるような灰皿じゃダメだ! 道端の喫煙所で煙草を吸うのはやめにした。 「今の私ってば、ちっとも煙草なんて吸いたいと思わないわ!」 「僕は吸います」 「人が吸っているのを見ていてもちっとも羨ましくもない!」 インテリアショップの中に入ると、最終的には灰皿という目的に従った会話がなされる。 「そもそも、灰皿という概念を取り去って見てはどうか」 キッチンコーナーで、ホーローのストッカーを手に取り、彼は言う 「食器は灰皿としての条件はクリアしているし、おしゃれなものもいっぱいある。」 いきなりとんでもない量の選択肢だな 「しかし、皿は灰が舞うからあまりよくないと思う」 しばらくして彼が手に取ったのは、箸やらスプーンやらを入れておく入れ物を手にして言う。 「これならどうだい、深さもあるし、いっぱい入るよ!」 たしかにね…でも、でもなんですよ 「やっぱり、灰皿は灰皿のほうが機能的と思う」 「…」 途中でランチを食べた。禁煙席に座った。 「禁煙って食後が勝負ね」 「ゴハンの後ってどうしてこんなに煙草が吸いたくなるんだろう?」 その後あれやこれやを見てまわり、途中で先週割れたグラスを思い出して新しいのを購入。 「灰皿は?」 そして買ったのは陶器のカップにステンレスの灰受けがついているものです。 悪くない。 他にも大きな買い物もした。 「よしこれで目標達成だ!」 「家に帰ろう」 バスの中にて。 「私は、禁煙するつもりでいるけど、あなたは?」 「僕は今持っているこの煙草がなくなったら禁煙するかもしれない」 「私は、今のところはもう吸わない予定でいる。」 「それはいつか吸うかもしれない」 「…断固たる決意ではないが、今はやめる気でいる。」 「いつでも逃げる用意はできている」 家だ、 買ったものをあける。灰皿を机に置く。 ウーン、いいね… ちょっと吸ってみようかしら? … さて今気づいたけれど 「私って今禁煙中じゃないの!なんで灰皿買ってんのかしら??」 「じゃあ僕が使おう」 「…ずるいよ!!私も使いたい!」 「じゃあ今から煙草を買ってくればいい。」
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