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夏海:あっ…[E:0419]は…[E:0419]あぁ…[E:0419]んっ…[E:0419][E:0419] どんなに抑えても反響して大きく聞こえてしまうあられもない声と、指が動くたびに微かに聞こえてくる卑猥な水音に恥ずかしさで身体全体が熱を帯びていく気がする。溢れ出した蜜が内部に残っていた白濁液と混ざり合って零れ落ち、士の手を濡らしていく。 士:……おい夏海…あっち見てみろよ[E:0440] 焦らすような愛撫に半ばぼんやりとしていた夏海はその声に思わず顔を上げた。未だに腕を押さえたままの左腕に引き寄せられて身体ごと向きを変えるとちょうど真正面には風呂場の壁に取り付けられた鏡があった。鏡の中の自分自身と視線がぶつかる。快楽に蕩け切った瞳が鏡の向こうからこちらを見つめている。 夏海:あぁ…[E:0419]や……[E:0734][E:0419][E:0419] 鏡に映る自分の肌が僅かに赤みを帯びているのは羞恥のせいだけではない。そうして桜色に染まった肌の中でも首筋や鎖骨の辺りに存在を主張する赤い痕が更に羞恥を煽り立て夏海は思わず顔を背けた。背後から僅かに笑みを含んだ声が降ってくる。 士:自分で見る機会なんてそうないんだから見ておけよ…本当はさっきのお前の顔も撮って見せてやりたかったんだけどな[E:0440]歪んじまって意味がなさそうだから諦めた[E:0440] 士の言う「さっき」が何を示しているのか察してただでさえ熱い頬がさらに熱を帯びる。 夏海:ん…[E:0419]あっ…[E:0419]悪趣味……っ[E:0734][E:0419] 士:悪かったな悪趣味で[E:0440] 悪びれた様子のない言葉と共に首筋に口付けを落とされてぞくりと背筋に戦慄が走る。顔を背けるために無理矢理捻った首が疲れを訴え夏海は渋々正面を向いた。鏡に映る自分から目を逸らすが、どこを見ていいか分からず視線を彷徨わせていると首筋に唇を這わせていた士が視線だけを上げたのが鏡越しに見えた。視線が交わる。その瞬間夏海は鏡越しに見たその顔に釘付けになった。鏡に映る士は口元に微かな笑みを浮かべている。けれど鏡越しに自分を見つめるその瞳は微かに揺らいで見えた。自分で撮った失敗写真を見つめているときとどこか似た、笑んでいるのにどこか追い詰められた色を湛えたままの瞳。その揺らぎはまるで薄く透明な不可侵の壁だ。崩壊する世界の中で自分と士を隔てた次元の断絶と同じ。
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