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薄暗い部屋には窓からの月明かりが落ち淡い影を結ぶ。ベッドの傍らに立つ恵を名護はただ強く抱き締めた。細くしなやかな恵の身体。いつかこうしたい、それは名護も思っていた感情だ。ただ自分の絶対の理性が許さなかった。同じ戦士の同胞に引かれていたなど知られたくない、いや知られてはならないのだ。俺は名護なのだから。しかしもう遅い。恵にキスをしたところで理性の鍵を砕いてしまった。いや恵に砕かれたのか[E:0003]どっちなのか最早分からない。そして衣服ごしでもわかる恵の柔らかな感触と体温、甘い匂いにくらくらとする。溺れたいこの甘い体に。 恵:名護君痛いよ…[E:0419] 恵の声で我に返った。 名護:す…すまない…つい力が[E:0330] ただひたすらに恵を抱き締めていたのか力の加減をしなかった。彼女から少し離れるとお互いに目を閉じて唇を合わせる。それが永遠ともとれる時間に感じられるほどに。もっと恵に近づきたい、もっと触れたい。長い口づけの終わりに名護は恵のブラウスのボタンに手を掛けた。 名護:あ[E:0330] 名護から間抜けな声がした。惚けた表情をしていた恵も自分の胸元に目を落とす。しばらくボタンの無くなった部分と名護の右手を交互にみていたがついに口を開いた。 恵:名護君[E:0733]これはどういうこと[E:0733] 名護:仕方ないだろう[E:0734]ボタンを触ると反射的にむしりとってしまいたくなるんだ[E:0734] 恵:うわ[E:0734]何それ[E:0733]もういい[E:0734]このブラウスお気に入りだったのに[E:0734] 名護:だからこれは事故だ[E:0734] 恵:自分で脱ぐから後ろ向いてて[E:0734] てっきり恵に拒否されたと思ったのに、むしろ大胆な発言に名護は言われた通り素直に従ってしまった。 恵:名護君もさっさと自分で脱ぐ[E:0734]脱いだらこっちにくる[E:0734]いいわね[E:0003] 衣服の擦れる音を聞きながら名護も自分のシャツを脱ぎ捨てた。 名護:…恵… ベッドに横たわった恵は壁側を向き背中しか見せない。声をかけても返事もしない。名護は彼女の横にそっと滑りこむように身体を沿わせた。 名護:恵… もう一度名前を呼んで肩に手を置いてあわてて引いた。彼女の肩が小さく震えていたのだ。泣いているのか[E:0003]怒っているのか[E:0003] 名護:こっちを向きなさい[E:0258]さっきの事なら謝る[E:0258]そんなに大事なブラウスだったのか[E:0003] 恵:バカ… 名護:バカとは失礼な[E:0258]あれは事故だと言っだろう(泣)
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