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スゥッと化学反応を起こして像が徐々に紙に浮かび上がる。液体の中に浮かぶ彼女の顔は酷く歪んでいた。まるで彼の存在を拒む世界を表すかのように。痛い。夏海は重たい瞼を開けながらそう感じていた。両腕は上に向け縛られベッドに括りつけられている。何故こんな事になっているのだろうか。彼が酷く暗い目で私を見ていたことは覚えている。その後からの記憶がない。そしてこの場所も見覚えがない。 士:よぉ…目が覚めたか[E:0003] 夏海:……士くん[E:0258]これはどういうことですか[E:0258] 士:どうもこうもねぇよ[E:0258]お前もガキじゃないんだから状況見れば分かんだろ[E:0003] 少し控えめに落とされた照明。ゆったりとした曲調の音楽。廊下の奥に見えるバスルーム。どう考えても自室ではない。周囲を観察する夏海を横目に座っていたベッドサイドから立ち上がり、士はジャケットを脱ぎそのまま椅子へと投げ捨てる。 夏海:ほどいて下さい士くんっ[E:0734]写真館に…家に帰りま―― 士:帰さねぇ[E:0734] 勢い良く放たれた言の葉はそれ以上の剣幕で返され掻き消されてしまう。 士:絶対に…帰さねぇ… その勢いのまま夏海の肩を押さえつけ己の足を両腿の間に割り込ませる。 夏海:どうしてこんな乱暴なことするんですか[E:0733] 一緒に旅を続けるうちに何度か身体を重ねたことはあった。数え切れないほどユウスケや栄次郎に隠れて口づけをされたこともある。それはどれもこんなに乱暴なものではなく、ガラス細工に触れるかのような優しさ溢れていた。節のしっかりした大きな手がもどかしそうに夏海のシャツのボタンを外していく。嫌がるようによじる夏海の身体が士の情欲を煽る。 夏海:士くっ……止めてっ止めて下さいっ[E:0734] 士:嫌だ…と言ったら[E:0003] 真っ直ぐに見つめる瞳から感情が読めない。今までとは違う士の様子に言い知れぬ不安を覚えさせられる。ボタンを外していた手が下着に触れ、戸惑うことなくフロントホックを外し白い肌をさらけ出す。 夏海:あっ[E:0734][E:0419]…っ…[E:0419]ふっ……[E:0419] いきなり顎を捕まれ、舌が口の中を蹂躙する。何度も何度も執拗に。舌に舌を絡め歯列をなぞり、互いの唾液で顔が汚れてもけして止めようとしない。黒いボデイに眩しいピンク色の化粧をされた二眼レフトイカメラのシャッターを切る指が夏海の胸の突起を摘み弄る。 士:感じてるんじゃねぇか… 夏海:っ……[E:0419]誰のせいですか[E:0734]っ[E:0419]……ひゃあ[E:0734][E:0419][E:0419]
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