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・地底湖で泳いでいたら蟹に見つかる ・焦って引き上げようとする蟹 ・身投げだと思われたらしい ランページは私を抱えて岸に泳ぎつきながら怒鳴ってきた。 「お前はワシのもんじゃ!!勝手に逝くなんぞ許さん!!」 は? 何だそれ。 「自分のものなら殺すのがあんたじゃないの?」 初めて見た時からのイメージを言ったら、なぜだかランページはぐっと詰まって動きを止めた。 「世話して生かして殺さないなんて…」 まるで、情をもってるような――? そういえばトランスミューテイトを保護しようとしていたと前に聞いた。 デストロンもサイバトロンも嫌いなのにあの子だけは目をかけていた。 まさかこんな奴でも人並みに仲間を欲しいと思ってるの? だけど何で私なんだろう。 …もしかして、サイバトロンが嫌いだと言ったから? トランスフォーマーの陣営なんて関係ない、みたいなこと言ったから? そんな理由で命を拾って そんな理由で帰れなくなったっていうの? 「…どいて」 ぐい、とランページの胸を押す。 ランページは何か言おうとしたようだったけど。 これ以上何も聞きたくなかった。 「どいてって言ってるの…!!」 目を合わせないようにしながら力いっぱいランページを突き放そうとする。 そのまま危害加えられる事だってあり得たのに。 やっぱりおかしな事にランページは何も言わず、おとなしく岸へ上がってどこかに続く道に去っていった。 気配が消えてから岸に顔を伏せて、すごく久しぶりに涙を流した。 「――イノボット…」 わからないの。 ランページの行動も。 泣けてくる理由も。 頭がごちゃごちゃしてるの。 あんたに無性に頼りたい 背中を見たい 私、いま 何もわからないの
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