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「…ご無礼を、お許しください。」 (空色と金色、咄嗟に彼女が自身に振り向くと互いの双眸が混じり合いそうな程だった。恐らく話に夢中で無意識だった距離感を再び取り直す様子に、謝罪を口にしながらも絆されたような表情が矛盾を示している。今なら未だ適当な嘘を並べて誤魔化せた気がしたが、相反して一歩詰めようと静かにヒールを鳴らす。顔を赤らめて言葉すらままならないのは、また純粋さを曝け出した羞恥からか、それとも──。木彫を元の場所に戻して更に適切な距離を置こうとする彼女に詰め寄り、ブース横の支柱に優しく追い詰めることが出来たなら。相手の細い両手をそれぞれ絡め取り、言葉通り拒否権を委ねるべく自身の鎖骨に添わせようと試みる。そのまま両手を顔の両脇に付き10センチ程度の身長差を埋めるようにゆっくりと顔を傾け、形のいい彼女の唇に自身のそれを重ね合わせようと落ちていくが─。彼女程の実力があれば自身を拒絶することは容易な筈だ。もしも受け入れるなら二つ目の能力である【死の接吻】の発動条件が揃うことになる。) 「ねぇ閣下、お嫌でしたら、私を、突き飛ばして…?」
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