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国民は皆、裕福で町々はまるで童話の雪国のように地面も草木も真っ白い。 この世のものとは思えないほど白く美しい国【白い町フレバンス】 その美しい国で一つは大きな病院の中から物語は始まり動きだす。 ━━━━… 「そうか!、流石は父様」 身なりは整い何処かのお坊っちゃま風に着こなしている学校の制服に身を包ませ大人になってもそのユニークな帽子は変わらずなまだ幼いロー、自分の父は名医の為なかなか共に過ごすことは出来ないが父の休憩時間を見付けては医療に関する勉強を教えてもらっていて、今、勉強熱心な彼は父から教えて貰った事をノートに書き込み上記を述べていると後ろからソッと近付く影は勉強してる彼の目を小さな手が塞ぐ 「だーれだ!」 手で目を塞がれるもその声には覚えがありハァと小さくため息を漏らし"だーれだ!じゃあねぇよ!今お父様と勉強中なんだぞ、スズカ!"後ろも振り返らず鈴のような声のトーンとこんなことするのは一人しか居ないと確信したように少し怒りながら声の主の名を呼ぶとスッと離された小さな手。 「凄い、何で私だって分かるの??」 何で当てられたのか分からず首を小さく傾げる小さな少女、鈴のような声と茶色くふわふわした髪、瞳はコバルトブルーの主は幼い頃のスズカ本人で。 何で何でと何処から持ってきていたのか丸いパイプ椅子に乗って彼の肩を掴みゆさゆさ揺らすも 「何でってそりゃあ……、と、兎に角!俺は今忙しい!勉強の邪魔だし帰れ!」 揺さぶられながらも首だけ後ろを振り返り答えを出そうとしたが青く海のように深く輝いている瞳と己の黒い眼と目が合えばドキリと心臓が跳ねるもそれをかき消すように首を横に振り今は大事な父と共に勉強中だから邪魔するなと遠回しに言い過ぎて帰れと伝えてしまい 「うぅっ、ローとお祭り行きたいのに…… 、ヒック…ふえぇッ……」 小さな少女の大きな瞳からじゅわっと涙が溜まりそれは額から地面へとすぐに零れ落ち、ギョッと目を見開き泣かせてしまったと小さな親指で流れてくる涙の目元を優しく拭ってあげていると彼女の後ろから開いていた扉をくぐり抜ける一回り小さな二つ縛りの女の子が現れ 「お兄様!スズカちゃんと一緒にお祭りに行こうよ!」 今日はお祭り日和何だと言わんばかりに自分の兄、ローに向かってお祭りをスズカと一緒にいかないか誘うも"駄目だ、勉強中だ。悪かったって…泣き止めよスズカ" 勉強中なため駄目だと伝えつつ泣き続ける彼女に謝るもなかなか泣き止まないため困った顔をするもスズカと一緒でお祭りに行きたいのか駄々を捏ねる己の妹に後でと答えるとぷくぅっと頬を膨らませ納得出来ない顔をしている妹の隣に顔合わせるように座る己の母親 「ロー、勉強も良いけどあまり根を詰めすぎても体に毒よ?スズカちゃんだってローと一緒にお祭りに行くために呼びに来たのよ?そうよね、スズカちゃん?」 泣きながらコクコクとうなずく少女を見ながら頭をわしゃわしゃと乱暴に撫でては母親に向かって"そう言う母様だって働き詰めじゃあないか"息抜きで三人でいってきたら?なんて自分より母の方がずっと働いているのだと伝えていると妹は母も一緒お祭りに行くことを誘うも困った顔の母は遠慮しようと 「うん、四人で行ってくると良い」 遠慮する母に父は四人でとお祭りに行くことを許可しつつ己の帽子に大きな掌が乗りそれが自分の憧れている父のものだとすぐに分かり、ここの病院には患者が多いため長くはお祭りを楽しめないが30分だけ行くことになればいまだ泣き止んでない小さな少女の手を握っては四人で病院から賑やかな町中へ歩き進めたのだった。
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