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剛「よし、解体したな。後は手分けしてこれを運ぼう」 持ってきたビニール袋に出来杉の死体を入れ、空き地へ運ぶ。 このまま裏山に埋めても良かったのだが、最近野良犬がよく出没していたのでその案は却下された。 もし野良犬に出来杉の死体を掘り起こされでもしたらたまったもんじゃない。 それに空き地なら常に監視できるので好都合なのだ。 既に空き地はジャイアンのテリトリーとして認識されているので他の子供が近づくこともない。 3人は重いビニール袋を抱えて裏山を走り下りた。 空き地へ到着すると土管の近くに穴を掘り、死体を埋める。 剛「いいか、この事は3人だけの秘密だぞ」 すべての作業が終了した時、剛が言った。 スネ夫が小刻みに首を縦に振る。 のび太は疲労と睡魔にふらふらになりながら、それでも強く頷いた。 早くこの現実から逃れたい。 家に帰って温かい布団にくるまり、すべてを忘れて眠りたい。 のび太の心の中はそれだけだった。 出来杉への謝罪の気持ちは疲労感によって完全に消されていた。
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