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『運命の島ミニオン』 ジンベエの海侠一人旅 Vol.13 「港町の人たちがジンベエに言う」 人々 「急に遺跡が町を潰すわ 海獣が船を壊すわ お供えが無くなるわ」 -------------------------------------- 電伝虫を取るコラソンにドフラが言う ドフラミンゴ 「コラソン、お前か?」 コラソンはモールス信号のように トントンとし、ドフラと会話する (イエス、ノーで答える) ドフラミンゴ 「半年ぶりだなコラソン・・・ ローはまだ一緒か?」 コラソン 「トントン」 ロー (ドフラミンゴ・・・) 生唾を飲み込むロー コラソンも緊張の面持ち ドフラミンゴ 「2人とも元気そうでなりよりだ!! 良い医者は見つかったか?」 コラソン 「トントン」 ドフラミンゴ 「そうか・・・だろうな・・・ コラソン・・・ ローを連れて船に戻って来い!! 病気を治せるかもしれねえ!!」 ロー 「!!」 ドフラミンゴ 「【オペオペの実】が見つかった」 コラソン 「!?」 【オペオペの実】に反応するコラソン -------------------------------------- ドフラミンゴ 「【オペオペの実】の価値を 知らねェ海賊(バカ)どもが 海軍に巨額の金を提示されて 取引に応じるようだ 政府が必ず裏で糸を引いている・・・ 危険だが実を奪う!!」 ロー 「・・・?」 ドフラミンゴ 「手に入れたら能力の性質上 最も信頼できる奴が食う必要がある お前が食え!!コラソン!! そしてロー病気を治すんだ」 コラソン 「!?」 現在、コラソンとローは ルブニール王国にいる -------------------------------------- コラソンと電話を終えたドフラが 最高幹部の3人に問う ドフラミンゴ 「お前ら・・・どう思う?」 幹部たち 「?」 ドフラミンゴ 「海軍のことだ・・・ ここ半年間・・・ あのおつるでさえ追ってこない ちょうどコラソンが・・・ 不在になってからの期間と被る」 ピーカ 「あいつが軍に情報を 流してたって言うのか?」 ディアマンテ 「ウハハハ、偶然かも知れねェ」 ドフラミンゴ 「あいつが軍に情報を・・・ 流していたとは信じたくない そう思いたいもんだ・・・ おれも疑いたくはねぇよ 実の弟だ」 顔に血管が浮き出るドフラ -------------------------------------- 電話を切り終えたコラソンは大喜び コラソン 「喜べロー!! お前は生きられるんだ!! 医者なんかもういい!! オペオペの実が手に入れば!! お前の珀鉛病もきっと治る!!」 ロー 「オペオペの実って?」 コラソン 「人体改造能力だ!! 奇跡的なオペで未知の病気も 治せるらしい!!」 ロー 「そんな魔法みたいな事・・・!!」 コラソン 「魔法なんかじゃない、本物さ! だが・・・医療の知識がいる だから実を食うのは・・・お前だ!! お前がうってつけだ!ロー!! ロー 「え!?ドフラミンゴはコラさんが 食べろって言ってたじゃないか!!」 コラソン 「オレはドフラの命令どおりに 食う事はできない 悪魔の実は2つ食えば死んじまう ドフィはオレがが能力者だと 知らねェからそう言ったんだ それにもう。ファミリーには 戻れねぇしな・・・」 ロー 「えっ!?」 コラソン 「ここに来て決めた・・・ それにドフィはオレの裏切り者を とっくに見抜いてるハズ・・・ そもそもドフィがオレに・・・ オペオペの実を食えって言ったのには 違う意味がある・・・」 ロー 「??」 コラソン (逆らえねェオレを犠牲に 永遠の命を得るハラなんだろう!? 戻ればきっと殺される!!) ローの肩を掴むコラソン コラソン 「いいかロー!! オレたちでドフィを出し抜くんだ!! 【オペオペの実】を横取りするんだ!!」 ロー 「!?」 コラソン 「実はお前が食べるんだ!! そして病気が無事治ったら 3人でどこかに身を隠そう!!」 ロー 「・・・!!」 コラソン 「さっそく航海の支度だ!! オペオペの実を必ず手に入れるぞ!!」 -------------------------------------- センゴクに電話をかけるコラソン 電話を取ったのはガープ ガープ 「おかき」 コラソン 「あられ(合言葉)、オレです」 コラソン 「おぉ、ロシナンテ!! 久しぶりだな!心配したぞ!! おいガープ!!そこをどけ!!」 ガープ 「なにぃ!! せんべいを持ってきたんだ 茶ぐらい出さんかい!!」 コラソン 「あのー・・・センゴクさん・・・ あまり時間が・・・」 コラソン (ガープ大尉だ・・・) センゴク 「さっさと出て行かんかバカもの!! 仕事中だ!!」 ガープ 「おい、クザン!! せんべいでもどうだ?」 ガープを部屋から追い出すセンゴク -------------------------------------- コラソン 「もしもし・・・」 センゴク 「ああ、邪魔が入ってしまい すまなかったな」 コラソン 「【オペオペの実】の取引の話って 本当なんですか?」 センゴクがお茶を吹き出す センゴク 「お・・・お前なぜそれを・・・!! トップシークレットだぞ・・・!!」 コラソン 「兄貴からの情報です」 ロー (コラさん・・・ 誰と話してるんだ・・・?) コラソン 「他の海賊たちの動きを 知りたいんですが・・・」 センゴク 「教える訳にはいかん・・・ 無事に取引を遂行させたい」 コラソン 「ドフラミンゴが実を奪う 計画を立てています」 センゴク 「マジで!?」 コラソン 「日時と場所を教えて下さい」 地図を広げているコラソン -------------------------------------- センゴク 「ノースブルーのルーベック 3週間後だ・・・」 コラソン 「ドフィたちとの合流場所は スワロー島、取引の3日前です」 センゴク 「3日前だな!!一家総出で・・・ きっと武器の用意もしてるはずだ いい情報をくれたな」 これでドフラミンゴは終わりだ!! 決着はスワロー島で!! そこでドンキホーテ一ファミリーを 必ず一網打尽にする!! お前は島に近づくんじゃないぞ!! 計画は以上だ」 コラソン 「後でリストを送ります・・・ ドフィと取引していた奴らの」 センゴク 「了解、よくやった」 電伝虫を切るコラソン -------------------------------------- コラソン 「おいロー、さっそく出発・・・!?」 背後では倒れているローの姿 コラソン 「ロー!!! おい!!お前・・・ウソだろ!? しっかりしろ!!何とか頼むよ・・・!!」 ロー 「ハァ・・・ハァ・・・」 コラソン 「治す方法が見つかったんだぞ!! まだ3年たっていないだろ!! くそっ・・・なんて熱だ!! どうすりゃいいんだ!! 医者を・・・いやあんな奴ら 呼んでも無駄だ!! オレは・・・どうすれば・・・ おいロー!!聞いてくれ!! 何とか・・・後3週間・・・ 生きててくれよ・・・!! チャンスをくれ!!頼む!!」 ロー 「ハァ・・・ハァ・・・」 -------------------------------------- 小舟で海に出るコラソンたち だが、こんな時に限り海は大荒れ コラソン 「くそっ!!こんな時に嵐か!!」 ロー 「コラさん・・・」 目を覚ますロー コラソン 「ロー、どうした!?」 ロー 「政府は初めから・・・ 珀鉛の事を知ってて掘らせたんだ・・・ オレたちが死ぬことを知っていながら 金のため・・・」 コラソン 「!?」 ロー 「オレの家族も白い町も・・・ 全部、政府が殺した・・・」 コラソン 「!!」 ロー 「だからもしコラさんが・・・ その仲間の海兵なら・・・ 正直に言ってくれ・・・」 コラソン 「バカいえ!!! オレは海兵じゃねェ!!」 ロー 「・・・よかった」 苦しみながらも笑うロー コラソン 「それどころか・・・ オペオペの実を盗むって事は・・・ ドフラミンゴも海軍も政府も 皆、敵に回す事だ!! 生きるのにも覚悟しとけ!」 -------------------------------------- 【取引の3日前 〜運命の島、ミニオン島〜】 ミニオン島についたコラソン センゴクとの会話を思い出す コラソン 「海賊たちの場所は? センゴクさん」 センゴク 「ああ・・・奴らはルーベック島の東 ミニオン島の廃墟をアジトにしている 海賊の名はディエス・バレルズ 知っているか?」 コラソン 「ええ、元海軍将校の・・・」 センゴク 「そうだ・・・ ミニオン島は監視船が包囲している お前たちが合流する筈だった スワロー島には・・・ 軍艦を2隻配備させている ドフラミンゴなどに 横取りなどさせん!!」 -------------------------------------- その頃、廃墟のアジトでは 酒を飲んでいるバレルズたち バレルズ 「ドリィイイイ!! さっさとラム酒を持ってこい!!」 ドリーと呼ばれる傷だらけの少年 (顔は見えないが、ディエス=ドレーク?) ドレーク(?) 「はい・・・」 バレルズ 「こんな果物が一体いくらで売れると思う!? 政府は頭でもおかしくなったのか!? あんな大金積まれちゃあ 海賊をやる気も無くしちまうぜ!!」 海賊たち 「ギャハハハ、ちげぇねぇ!!」 バレルズ 「まぁ、たしかに医者がこれを食えば 引く手数多の名医になられるだろう 奇跡の手術であらゆる病気を治し 伝説となった医者もいるらしい けど俺らには関係ねえ!! 金のほうがいい!」 海賊たち 「ギャハハハハ!!」 -------------------------------------- アジトの手前の雪の中で コラソンの帰りを待っているロー (コラソンは既にアジトに侵入した様子) 海賊たちの笑い声が聞こえてくる ローがコラソンを思い出す -------------------------------------- 【ロー回想】 コラソンが能力をローに見せる コラソン 「オレの影響で出る音は全て消えるの術だ!! 凪(カーム)!!」 コラソンが壷を割っても バズーカを撃っても 屁をこいても全く音がしない ロー 「くさっ!!」 コラソン 「な?何も聞こえないだろ?」 ロー 「何の役に立つんだよ!! そんな能力!! 全然かっこ良くねぇし!! まだベビー5のブキブキの方がいいよ」 コラソン 「くそォ!! 確かにアレは羨ましいが!!」 コラソン 「でも、オレの能力はぐっすり眠りたい 夜には最高だぞ!!」 ロー 「どうでもいいよ!!」 【回想終了】 -------------------------------------- ロー 「ハァ・・・ハァ・・・」 アジトを見ているロー すると、爆発の煙が上がる ロー 「・・・!!」 だがコラソンの能力で音はしない -------------------------------------- 【アジト】 海賊 「船長!!建物が爆発したようで!す! ですが・・・全く音がしなくて!!」 バレルズ 「なんだと!? そんなワケあるか!!」 海賊たち 「宝物室まで火がまわるぞ!! 早く火を消すんだ!!」 バレルズ 「くそっ、侵入者か!?」 オペオペの実を持っているバレルズ コラソンがランプを銃で撃ち抜く 部屋が真っ黒になる 海賊たち 「おい!?ランプが消えたぞ!! ガラスの破片が降ってくる!! ランプが壊れたのか!?」 バレルズ 「おい、早く灯りを・・・うっ!!」 コラソンがバレルズを蹴り飛ばし倒す そして【オペオペの実】を奪いとる -------------------------------------- 海賊たち 「早く灯りをつけろ!! いったいどうなってる!?」 コラソンがガラスを突き破り外に出る さらに廃墟に火をつけ、逃げる 海賊たち 「うわああああああ!! あっちぃいいいいい!!」 涙を浮かべ喜ぶコラソン 手元の【オペオペの実】に目をやる コラソン (やったぞロー!! オペオペの実だ!! これでお前は治るぞ!!) だがその時、ドジって足を滑らせる 坂を転げ落ちた先で海賊に見つかる 海賊たち 「え!?なんだ、誰だお前!? ここで何してる!?」 アジトの海賊たちがやってくる アジト海賊たち 「おい!!黒い服の男を見つけろ!! 【オペオペの実】を盗んだ奴だ!! 逃すんじゃねぇぞ!!」 海賊たち 「お前か!!」 コラソン 「!!」 コラソンが海賊たちに囲まれる 顔に銃が向けられる -------------------------------------- ローがコラソンに言われた言葉を思い出す コラソン 【ロー・・・!! きついだろうがここで ちょっと待ってろ・・・!! オペオペの実を奪ったら すぐ戻る!!】 次の瞬間、静かだったアジトに 銃声の音が鳴り響く その音は、ローの耳にも聞こえた ロー 「!?」 次回、休載
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