メッセージの編集
お名前
本文
誠典は曽邊野(そべの)公園へ走って言った。交差点からは五百メートル離れた所で直ぐに着いた。暎人は公園の隅にある屋根の付いたベンチに俯いて座っていた。「暎人っ」誠典は息を切らしながら、誰もいない公園で暎人の名を大きな声で言った。そして暎人の元へと走って行った。「暎人ハアハア…どうしたハアハア…」誠典は暎人の隣に座った。 「誠典…俺の事覚えてる」「はぁ、いきなり訳分かんねぇ質問すんなよ」「じゃ、崎原暎人って知ってる、空野幼稚園の」暎人は誠典の顔をじっと見つめた。誠典は暎人が何を考えているか分からなかった。「あぁ覚えてる、俺と愛で良く遊んだけど、卒園式の十日前にどっか行った奴」「それ、俺なんだ」誠典は驚いた。「マジかよっだって苗字が違うじゃんか」「親が離婚して、母親に引き取られて、母親が再婚したから今は藤谷になったんだ」「えっそうだったんだっ、で、それがどうしだんだ」「じゃ誠典が俺、大人になったら暎人と結婚すると言ったのは」 「はっ俺そんな事…言った様な…」
設定パスワード
画像ファイル
編集する
削除する
@くえるぽ
[
掲示板ナビ
]
☆無料で作成☆
[
HP
|
ブログ
|
掲示板
]
[
簡単着せ替えHP
]