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本文
【世界の技術力】 アルウ"ィンさんとはそこで別れ、僕は宿屋へ向かいました。 あてがわれた部屋にリュックを置き、ウエストポーチと護身用の銃だけ持って再び街中へ。 軽く街を見て回り、道具屋でこの世界の地図と、近代史の書かれた本を物色……読めませんでしたが。 あと、面白い食べ物を見つけましたよ。 この世界には様々な味のグミがあって、それぞれ得られる効果が異なるんだそうです。 興味本位にアップル味とミックス味を買ってしまいました。 どんな効果か楽しみです。 武器屋では、雪山で無くなってしまったナイフを補充。 店にあったのは剣や杖など、いかにも異世界って感じでしたね。 銃を扱っているお店を聞いてみましたが、銃自体出回っていないようでした。 構造やら使用方法など聞かれて何とか誤魔化しましたが……これでは弾の補充は望めませんね。 でも……… 「アルウ"ィンさんは、持ってましたよねぇ。」 僕の銃に何の反応もなかったので、てっきり普及しているものだと思っていましたが。 ……銃のことは彼に直接、聞いてみたほうが早そうです。 日も暮れ始め、僕は宿屋へ戻りました。 いつものように荷物はベッド脇に、ジャケットやらウエストポーチやらはベッドの下に、銃を一丁枕の下に入れて寝る準備完了です。 特に何をするわけでもなく、僕はそのまま寝ることにしました。 ……というより、部屋の灯りの付け方がわからなかったんです。 恐らく、アルウ"ィンさんが言っていた精霊術とやらを使用するのでしょうが……僕は使えません。 トリップ特有の特集能力なんて、ありませんからね? 目次 >>1 前へ >>10 次へ >>12 111026
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