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これからは あたい、 おいてけ坂をだらだら下ります 春を送り花摘み唄ささやくように歌います 一年草が刺繍に入ったハンカチを ゆらりゆうらり振りながら さあ、しっかり きっときっと 探しあぐねて待ち焦がれる老女にはなりたくない あたい、ちゃんと笑いたい 揺れているのは冬の溜息 揺れているのは探す星 いつしかほどけてゆく広場で湯気を恋しがる人 眉がうまく描けないような じれったさ 座り込みそうになって おなか痛くなって おへそを触る 花を飾ってくださるのなら かなしい色の花でもよい花嫁になれるとききました あんた、 ここに居てくれろ もう二度とは ゆるしてね ゆるされないよね いつかいつか あたいも被りたかった花冠 あんたに褒められて 夏木立が夕映えに染まるみたいに あたいは、そんなあたいが大好きだったの 伊達眼鏡をかけてみる 形見のコートに頬すりよせて あたいは桟橋で佇んでいる ふしあわせ違うよ あたいの掌、あんたの掌 おでこに当てたら たくさん見えた 耳に触れたら 生娘みたいにときめいた 揺れているのは街の灯りだけじゃない 嗚呼、 ほら、また御舟がゆくよ
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