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白鳥たちは たった今 飛びたってゆきます 飛びかたをしらない若い羽で 抑えきれない予感にせきたてられるように 夜から朝へ 朝から夜へ 刈りとられた土地で 長いあいだ わたしらは佇みながら つぎの歌を 歌えないでいます こどもらの瞬きをまてずに 流れさる星々が 二度と 帰らぬように 取りのこされた耳のなかで 湖が 消えてゆきます そして 散りしかれた砂を 掬いきれない手のひらは 燃えやまない孤独で わずかばかりの 暖をとりながら たった今 飛びたった白鳥たちは 星をなくしたばかりの夜空で 星を灯してゆきます 焼きはらわれた国境で 風を束ねるわたしらに 堪えきれない雪が 降りつもるように―
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