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「あおおい空」 あおおい空がいるね。あの空を渡るんだよ。みいんなで、渡るんだよ。春なんていうのはほんとうに真っ白で、とめどなくさらさらに、からだ、しみこんでいたね。ほらもしかして私たち、ゆっくりの方、時間の真ん中あたりかしら。そろそろおもいでのくにが見えるかもしれないね。私はいつまでも春のからからこぼれだす空気をゆすって、絡ませながら、ひっきりなしにあみこんでみる。何時だって泣きたいくらいにほどけおちて、それでも、忘れることなんか、できなくてね。あおおい空がいるね。どうして今ごろ、こんなにいろづいて。どうして、今ごろ。 「さよなら。」 はるの なんてか細い 首筋なんでしょう またあなた なにも言わずに ゆくのでしょう 砂辺が少し 叫んで きっと ねえさよならって なんて 優しいおとだろうね はるの なんて真白い 頬なんでしょう 必死になって 肩 ふるわす雪は とけずに そわそわ そうだね きっと そうだね さよならって 何時だって 渾身の力で 言うから さよなら 必ず はるのはじめを 想い出しながら。
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