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或る三等星を巡る地球は虹に袂があって 生む糞は三千年の香り 春秋の朝日に照り映え雨露に溶けず佇んでいる 五寸ほどの身 中心を分かつひび 通る風が言葉を作る 一頭の牝牛が母の病身を癒す法を尋ねた arba arba toco rarba sumneitcrace sikisame tocorco sasa peeseen 呼吸をやめた顔に浮く 漆のような 皺のできた 崩れかけた目に寄せた夢である へたくそなリコーダーを聞く 割れた高いレと汗と涎から成る有機化合物 「夏」 の為にスコップを振るうのだ 先端の錆が掘る砂に 味を選り好みせぬよう願う 願う を惹起するアブラゼミへ舌を打つと共に 虹の袂の糞の言を頭の中で唱える arba arba toco rarba 掘る sumneitcrace sikisame 持ち上げる tocorco sasa peeseen 捨てる 蔀ができる 呼吸をやめた顔に浮く 漆のような 皺のできた 崩れかけた目に寄せた夢である
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