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言葉を食べつくした猫が、部屋にてろりとはみ出た呼び声をやりすごして歩き渡る。無人の柵を越えてくる木にも花は吹出しそうにしていて、しなしなの陽にまみれていた枝は暗く湿って耐えるしかないようになる。手垢の色をした受話器が真正面に見える通用口まで、見咎められることもないすすけた昼間がきて、濃い葉をつかんだまま春になった場所のように細々と立っている。段になった電線をくぐってたどり着いた道の端にも、書き込む欄はあるように見える溝の前で、切り分けられた幹に入るひびを数える。
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