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静かの、川が 逆流する しなやかな動きの連続で えたいの/知れないものたちが 反射するから 少女は、もう一度 夜を怖がらなくてはならない そういうものなの と、わらう顔は悲しく まだ紐がとかれていない小舟に 女の子と男の子が乗っている 昼はスカートいっぱいにイチゴを摘み 一日がつぶれてしまうとこうして ただ背中をあわせて 正常な方向にむけて舵をとる 彼らもまた そういうもの の一つだった スミレの花の冠が、女の子にはよく似合い 男の子には女の子がよく似合った いちめん、白の 全てが朝のまま終わる六角部屋で もうどうしても、 大きくなってしまったからだを 必死になってかくしている ・日に焼けて傷んだ黒髪 ・腕のようでそうではないもの 川は海にと流れてゆくのに あたりはすでに砂漠だった
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