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欠けた歯車があるらしい 胸に開いた窪みで 少女が輪回しをしている がらんがらんと車輪の音 まわる どうやら 胸を掘削しているようだ 少女は疲れを知らない 胸の窪みで前だけ見ている彼女には 外が見えない えいえんに「たったいま」と思うのだ がらんがらんと車輪が回る さくさくと 肉が削れてこぼれる 手のひらで受けてみると 今日の私は煉瓦であったよう フッと粉を飛ばしたら がらんがらんと車輪の音 途切れて わんわんわーんとこだました どうしたのかと胸を見ると えいえんが途切れたことに 驚く少女がいた 「たったいま」が 「それから」になった国で 少女は輪回しを再開する 出来るだけ早く回したら 持てる未来がそれだけ多くなるから がらがらがらと輪を回す もう肋骨を通り過ぎて あとはほんの数回 がりりと削って 最後が来たので 私は ゆっくりと 倒れた 胸がいたい いたい いたいと 自分に確認している 見ると 乳房の間から 次を欲しがる輪回しの子が 這い出て ぱちんと消えるとこ
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