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もう必要はないのです、あなたには 自ずから剥がれ落ちてしまうものなどは なぜなら あなたという その厳かな草を伝う六月は 生まれるずっと向こうから降り落ちているのですから 褐色に磨かれたその野太い手は 辞めたのです 幾多の勲章のようにぶら下がったまま 手を辞めたのです まるでむち打たれた年老いの空が それと知ることも許されぬ間に 偉大なるひとつの過去として忘れ去られるように そして、何処へ行くともなく行き過ぎる人生の しずかに傾いた口から 無数に解き放たれる沈黙、それは 動かなくなった羽虫への 幼い問いかけのように あなたを見失うのです、なにもかも手に入れようとして 何を求めていたのかを思い出すこともなく 鏡の前を行き過ぎる 腹を空かせた夜のように―
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