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私のあたまの下には 、まくらがない カーテンで隠しきれない窓から 街灯の明かり 部屋を浮かび上がらせる 部屋は上下に区切られ 下には 渦まく熱 上には 私 やっと眠りに就ける 息を潜め 固くつむり つとめて弛める 冷蔵庫のおとが しずかに満たしていく 眠ることで 忘れることがある 残像が浮かぶ 見ていたけれど 見ていないもの 見ていないけれど 見えたもの 暗闇に身をまかせる 受け止められる そしてそのまま 眠ることで たまには 思い出すこともある 目覚めは いつも途中 滴り 滴り とてもしずかな雨 少し遠くで なにかをたたいている 空地に 新しい家が建つ 下の熱は 散らされ 上には 足が光る私 目がひらいていた ことに遅れて気づく 私のあたまの下には まくらはないが 薄曇り 空の真下 私のからだを受け止めていた ふとんに手をついて 少し暖まっていた 足で自分をささえる さっきより 少し明るくなったような 部屋を カーテンをあけることで まだ、明るくする
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