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すこしだけ ななめにゆれてたカルキが ぼくらにはまったくの知らんぷりで とける クロール いまだけは きみとおんなじような感触をとらえられるね それだけが嬉しくて あぶくを蹴る 平等に呼吸をうばわれるから いっしょに泳げばなんだか 逃げてるみたい そうやって 迷いたがりなきみが かわいらしげなこえで 「溺れたふりをしてみよう」 だなんて (ぬれた髪をほどくものだから) もうおぼれているよ、 と息つぎがてらにくちずさんだ 水をやぶって ゆるゆると塩素にふれたきずが 炎症をおこしてうろこになって、 たたんたた、きみのやさしさが そんなことをいってはだめよって 叱りたがってほほ笑む 体温より6℃だけひくい 雨水みたいなやわらかいぬるさを くちびるや鼻腔でかんじては きこえないふり ゆうがただから、と キスをすることをやめて あついシャワーを浴びにゆけば 鱗だって、かんじたことだって、 もうなんにもなくて のこったのは かなしいことをしゃべる きみだけ 「あいしてる」を ゆるして、にすっかりかえてしまう きみだけ スプーンにはありふれた砂糖みたいな ちょっとのあまさだけ
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