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がらんとしている 埃さえ空虚な 針金の部屋 走り出し 汗をかこうにも 雫を産むことは 許されない 針金は 人だ 人の骨だ 軋む音が聞こえる 泣き声かもしれない 色々な人間が 色々な死に方をして 色々な弔いをしている どうして人が死んだら悲しいの 葬式饅頭を喰う娘 御供え物はお持帰り下さい 冥土へは どんなささいなものも いとしいものも 許されない 針金で ぐるぐる巻きにされ 森の奥深くに 放り込まれる だから泣いて 海ができた そして雫が 許される わたしたちがかつて 母胎と呼んでいた むかしむかしの話だ
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