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少女は銀紙の箱のなか ささやかな アルコール消滅沸点の上 ほつれた黒い髪筋をチラチラふりまきながら 発作みたいな光が ぴたりと正しくからみつくのをまってる からだじゅうのどんな一片だって 重さの色を持たないように ひどい正しさでからみつくのをまってる だけどほんとは呼吸ごとくらんで形をもたないものすべて 大切にしていた 息苦しさと 結合してしまうのをまってる そんなことになればいいとおもってる 少年は瞼をふくらませて 開いてゆく大気の色のこと そらんじてみる 人絹の銀杏が逆立つ 戯れる嵐が次々逆立って いっせいに和音の願いが小刻に空気を切り取り始める ぎりぎりの飽和まで濃度を上げた 大気圧の重なりをかけのぼる だけどそのほかは 少女の髪筋に からめとられること 祈っていたから いまだどの掌同士を 繋げればいいのか 分からない 約束
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