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変わりなく映る日々の谷間から わたしらを捉えてはなさない風の不協和音が 治りかけた傷口から そっと忍び込む熱病のように わけもなく結びあわせた手をより頑なにさせるのだろう なにひとつ定かなものを持ち寄ったことのない手を、しかし わたしらという手は 開かれた手としてあったのだ、 母を見失うことを予感しているこどもらが 噴水のように見開いた不安の水しぶきを浴びるように、そして その水しぶきが 頑なに閉じようとする彼のちいさな手を 朝露にぬれる花々のように震えながら開かせるのだ、 いつでも母に摘みとられているように―
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