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水でも風でもあるものの声 川の流れの先へと映り 海鳥の狩りに溶けこんでゆく 夕暮れも鉄もざわめいている うすくのびた 草と道の汗 姿のない揺れと声 野の錆が鳴り 曇を照らす 雨は遠い 霧は音になり 山を下る 遅い光がまたたいている 石を緑に変えながら 音の堕ち方を真似ている 山を吸い 森を吐き 坂に並ぶ鈍色の列 全ての方位へ 放たれるうた 鏡の風の名を問わない 片方の鉛で死にはしない 舌に触れるたび羽となる 裁きの記録 飛び去る記録 名も無い緑をうすめた色を おまえたちはただ緑と呼ぶ 散逸はこども 優しいこども こんなにも音は覆われていた こんなにも音は囚われていた 浪と岩とに砕けたあとで 石ははだかの音に触れる そのままを静かに抱き寄せる
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