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「余計なこと」 新しく揃いはじめた前髪の 律儀に透ける肌触りは 今まさに泣きやんだ少年 その掌から降りてくる音を ひとつなぎずつ 通していく途中で 全てが円くできていればいいのに 悲しいはいつもひたむきで 今朝の 陽のひかり なだらかな つむじかぜの途中 ちらちらと 合唱をまきちらしながら 宙へと巻き戻る それでもどうしたって 誰かが悲しいなんて 力をこめて 目を 閉じること 「無題」 ずいぶんと 不思議だったり こわいような よるのおもさ 夕日はしずんていくのに うまれるまえの 色ににていて さしだされた あさのひかり 正午のそらは わたしたちに何も見せてくれはしない それから ただ おもうこと 本当に ずいぶんと 触れあって 絡まりあって 見えないくらいに幼い 光飽和のなか 確かに ほどけなくなること そうやって どうやって 正しくいきて行くこと 「会話 」 濃く投げ出された色と 淡い左手の色と 土の海のあたたかさ まどろんでいて 口のなか いっぱいに含んだ ひとつずつは 神様 本物が分からない 私を込めた真夏の 触れたら弾ける つぶつぶの雲のもっと もっともっとは おちてきそうなまっさらな空 みぎ ひだり みぎ 真ん中はどこいったって ほら 編みこまれてく みちとみちは どこにもいかないって 控え目な滑らかさで 肩に降りてきていった ひどいひかりのにおいがして はじめて降ってきた雨の 理由なんて それからふつりと 鼻はきかなくなって 鼓膜の波の とぶような調節 そしたら きみはなんていったっけ ねえ まだまだ 易しいことばで 話していようよ 「あめ、さくら」 まるで、遠ざかるようにしか手をのばせない。必死に掴みながら全て悟った、空のもと。(あれは涙です)(おしまい)(おしまい)(おしまい)大きすぎる世界。僕たちは思い出をかきあつめて、出来上がってゆく。(暖色の風)僕らは、思い出の塊です。(そうして、雨は上がります)からっぽのまま、一生懸命に空のもと。段々と、(息苦しさ)薄まってゆきます。盲はいつか。確かに、いる。泣きながら眺めたあの花を、綺麗だと思えたなら。 永遠は、あの花たちが知っています。
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